世界中で絶滅危惧種のスライゴオオサンショウウオを観察しよう！

スライゴオオサンショウウオ特別展の魅力

今、サンシャイン水族館では特別展「真夜中のいきもの展」が開催され、非常に珍しいスライゴオオサンショウウオが展示されています。この生き物は、世界でわずか2個体しか確認されていない絶滅危惧種です。スライゴオオサンショウウオは、本来中国に生息していましたが、長らく絶滅したと考えられていました。そんな貴重な存在が、京都大学の研究によって日本国内で生存が確認されたのです。

スライゴオオサンショウウオは、936cmの大きさを誇り、飼育下で60年以上生きる個体もいるほどです。サンシャイン水族館にあるこの個体は、1999年に入館し、チュウゴクオオサンショウウオとして飼育されていたのですが、最近の研究でスライゴオオサンショウウオであることが判明しました。この特別展が初めての公開となるため、ぜひこの機会をお見逃しなく。

サイエンスセミナーの開催

特別展に合わせて、8月18日（月）には「オオサンショウウオサイエンスセミナー」が開催されます。このセミナーには、オオサンショウウオ研究の第一人者である京都大学の西川完途教授が登場し、スライゴオオサンショウウオについて詳しく解説してくれます。観察体験の後、西川教授と水族館のスタッフとともにオオサンショウウオの生態に迫る貴重な時間となるでしょう。夏休みの自由研究にもぴったりな内容で、お子様連れの家族にもおすすめです。

オオサンショウウオの日イベント

また、9月9日は「オオサンショウウオの日」にあたります。この日に合わせて、飼育スタッフによる解説付きの給餌も実施される予定です。オオサンショウウオの独特な捕食スタイルや、息継ぎをする様子を目の前で見ることができる貴重なチャンスです。特に、普段はあまり動かない彼らがエサのために素早く動く姿は、一見の価値があります。

イベント詳細

セミナーは8月18日（月）午前10時から、特別展会場にて行います。定員は30名で、参加には事前申込が必要です。料金は3,500円（水族館の入場料と特別展の入場料が含まれます）。

入場券は当日お求めいただけますが、事前にウェブサイトで確認してから行くことをお勧めします。また、特別展「真夜中のいきもの展」は11月24日まで開催中で、営業時間は時期により異なりますのでご注意ください。