福岡県みやま市で進化する子育て支援
福岡県みやま市が子育て支援に新たな一歩を踏み出しました。2023年4月1日から、母子モ株式会社が提供する『子育てDX』の「乳幼児健診サービス」が本格的に導入され、市民の利便性を向上させています。このデジタル化されたプロセスにより、保護者は簡単に健診手続きを行い、スムーズに健診結果を確認できるようになります。
みやま市の子育て支援
みやま市は、「心をつなごう! すくすく育て みやまっ子」を基本理念に、子どもたちの健康と成長をサポートしています。2020年には、母子手帳アプリ『母子モ』を導入し、妊産婦と子どもに関するさまざまな情報を一元管理できる機能を提供。これにより、地域の育児情報や健康データの記録が可能になりました。
アプリの活用
新たに導入された乳幼児健診サービスでは、アプリを使うことで問診票の記入や提出、健診結果の確認がいつでも、どこでも行えるようになっています。これまでの紙の問診票に頼る必要がなくなるため、医療現場の混雑を軽減し、保護者にとっても移動時間を無くすメリットがあります。
デジタル化のメリット
この新しいシステムにより、保護者は当日の待機時間を短縮でき、乳幼児健診を受ける際の手続きがスムーズになるでしょう。また、健診会場からはリアルタイムで問診内容や健診結果が市役所に送信されるため、地域の医療機関と自治体との連携がさらに強化されます。これにより、つねにアップデートされた子どもの健康状態の把握が可能になります。
未来の子育て支援
みやま市では引き続き、デジタル技術を活用した新たな子育て支援の施策を推進していく方針です。例えば、2025年には『母子モ』に「質問票サービス」を追加し、さらに利便性を高める予定です。これによって、保護者が必要とする情報を迅速に届け、子育て支援の充実を図ります。
みやま市長の思い
松嶋盛人市長は、「子育て応援アプリ『すくすくみやま』を活用し、母子手帳の電子化や各種の教室予約、育児に関するサポートを進めます。特に、妊娠から育児期の手続きにおいて負担を軽減し、安心して子育てができる環境を整えていくことが大切です」と述べています。
このように、みやま市はデジタル技術を駆使することで、子どもたちやその家族に寄り添った、より良い育成環境を提供しています。今後も、ますます便利で安心な子育てライフを支える取り組みが期待されます。