子どもの居場所づくり
2025-05-26 11:52:20

地域社会とともに考える子どもたちの居場所づくりとは

子どもたちの未来を考えるワークショップ



文京学院大学が主催する「子育て・教育公開講座」が、5月31日と6月7日の土曜日にふじみ野キャンパスで開催されます。この講座では、「子どもの居場所づくり」についてのテーマを基に、実際のワークショップを通じて子どもたちの安全で安心できる「居場所」がどのように創出できるのかを考えます。講師には、教育学を専門とする木村浩則教授と、環境教育の専門家である木村学教授が登場し、皆さんとディスカッションを進めていきます。

開催の意義



このワークショップは、文京学院大学が地域へ開かれた教育を目指す中での重要な取り組みです。これまで同大学は、地域の空き店舗を活用して駄菓子屋を運営するなど、子どもたちの居場所づくりに関する様々な活動を行ってきました。さらに、「夢みる小学校」や「ゆめパのじかん」というドキュメンタリー映画の上映活動にも積極的に協力しており、地域の子どもたちが安心して過ごせる場の必要性を強く訴えかけています。

講座内容



第1回「子どもの居場所と学校づくり」(5月31日)

最初の講座では、増加する不登校児の居場所の重要性について触れ、現在の学校がどのような現実に直面しているのかを明らかにします。そして、参加者全員で「学校を居場所としてどう再構築するか」をワークショップ形式で考えていきます。公教育の危機とも言われる中で、新しい学校の形をみんなで探る貴重な機会です。

第2回「子どもの居場所と遊び場」(6月7日)

二回目の講座では、遊びをテーマに参加者がそれぞれの子ども時代を振り返るディスカッションが行われます。木村教授は、「居場所」という概念は不足している時や求めている時に意識されるものであり、それが満たされている時はあまり意識されないことが多いと指摘しています。この講座では、子ども時代の遊びを振り返りながら、誰にとっても大切な居場所についての再発見が目指されます。

講師陣のご紹介



木村 浩則(人間学部 教授)

東京大学の教育学研究科を修了し、高等学校の教員や大学の准教授を経て現在の役職に就いた木村教授は、教育学と教育哲学を専門とし、教育システムやアートと教育の関係について研究を進めています。その経験をもとに、社会が抱える教育問題について根本から考察し、地域とのつながりを意識した活動にも力を入れています。

木村 学(人間学部 教授)

東京学芸大学の研究科で環境教育と児童学を学び、特に子どもたちの自然体験や遊びに熱心に取り組んできた木村教授は、日常の中での他者や環境とつながる「居場所」の重要性を常に問い続けています。地域に密着した教育活動を推進する姿勢には多くの期待が寄せられています。

準備と参加方法



この公開講座は、埼玉県ふじみ野市の文京学院大学ふじみ野キャンパス W113教室にて、各回30名までの定員で無料で実施されます。興味がある方は、是非申し込みをして、貴重な学びの機会をお見逃しなく。申込は以下のURLから可能です。
参加申し込みはこちら

子どもたちが安心して成長できる環境作りに向けて、地域とともに力を合わせていく方法を学ぶ場となるはずです。参加者同士が意見を交わし、共に学ぶ喜びを感じることができる貴重な機会を捉えましょう。

また、質問等がある場合は、文京学院大学社会連携推進室までお問い合わせください。この取り組みを通じて、子どもたちの未来に向けた一歩を共に踏み出しましょう。


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