発達障害の子どもたちのための防災講座、相模原で開催

近年、災害に備えることがますます重要視されていますが、特に発達に時間がかかるお子さんや特性を持つ子どもたちとその家族が、どうすれば安心して備えられるのかを理解するための機会は少ないです。そんな中、NPO法人ぴあっとが主催する『福祉×防災×コミュニティ講座』が、2023年12月10日に相模原市で開催されます。この講座は、発達障害や知的障害のある子どもとその家族を支えるための特別な防災対策を学ぶチャンスとなります。

講座の目的と背景

現代の日本では、自然災害による避難が増加していますが、発達障害を抱える子どもたちが直面する特有の課題に対する知識と理解は、まだまだ不足しています。こうした子どもたちは、環境変化への適応や特定のニーズについて、一般の防災対策では十分にカバーできないことが多いです。そのため、特性に合わせた防災 preparedness（備え）をすることが大切です。

ぴあっと防災クラブでは、こうしたニーズに応える形で、参加者が自らの特性に即した防災対策を学び、実践するための場を提供しています。講師には福祉防災の専門家である湯井恵美子氏を招き、現実に即した個別避難計画について学ぶことができます。

講座の詳細

- 開催日: 令和7年12月10日(水)
- 時間: 10:30〜12:00
- 場所: サン・エールさがみはら第一会議室

相模原市緑区西橋本5丁目4番20号

- 定員: 35名（先着順）
- 参加費: 無料
- 対象: ご興味のある方、どなたでも参加可能

この講座では、具体的な避難計画を作成しながら実際に学び、災害時に直面する不安を減らすことを目指しています。知らないことを知り、準備をすることで、日常生活における安心感が高まることでしょう。

NPO法人ぴあっとについて

NPO法人ぴあっとは、発達にゆっくりさや凸凹があるお子さんとその家族が地域で安心して暮らせる社会を築くために、2023年4月に設立されました。メンバーは、発達障害や知的障害のある子どもたちを持つ家族や専門家、支援者で構成されています。地域のつながりを深め、お互いを支え合うコミュニティを目指して、様々な活動を行っています。