岡山後楽園を探る！こども向けワークショップが20周年を迎えました

岡山後楽園を楽しもう！

国立大学法人岡山大学が主催する「池田家文庫こども向け岡山後楽園発見ワークショップ」が、6月15日に岡山後楽園で開催されました。今年で20周年を迎えたこのワークショップは、参加した子供たちにとって歴史や文化を学びながら楽しむ貴重な体験の場となっています。

参加者は合計18人で、内訳は小学生9人とその同行者9人です。ワークショップでは、教育学部の学生たちが用意した紙芝居を通して、後楽園の歴史について学ぶことから始まりました。このアプローチにより、子供たちは興味を持って歴史の物語に触れることができました。

次に、岡山大学の図書館に所蔵されている巨大絵図の複製を使って、みんなでその上を歩きながら後楽園の老舗の魅力を体感しました。さらに、グループに分かれて、その場で縮小絵図を持ちながら自分たちで選んだルートで園内を探検しました。子供たちは、絵図に描かれた昔の後楽園と現在の実際の風景とを比較しながら、その違いや新たな発見に目を輝かせました。

ワークショップの最後には、各グループごとに発表の時間が設けられ、それぞれのアプローチで学んだことを共有しました。このプロセスは、ただ歴史を学ぶだけでなく、友達との共同作業を通じてコミュニケーション能力やチームワークを養う機会にもなります。普段とは異なる視点から歴史に触れることで、参加者たちはより深く後楽園を理解できたことでしょう。

このワークショップは、子供たちにとって楽しいだけでなく、地域の歴史や文化を学ぶ貴重なチャンスです。教育学部の学生と協力しながら、このような取り組みを通じて、未来を担う子どもたちが自分たちの地域の歴史を理解し、尊重し、愛することを促進しています。

岡山後楽園の魅力を改めて再発見し、子供たちが郷土の文化を理解する手助けとなるこのイベントは、今後も続いていくことでしょう。地域との結びつきを大切にし、日本の未来を担う世代を育てる岡山大学の姿勢には、期待が寄せられています。

岡山大学と後楽園のコラボレーションが実を結んだこのワークショップ、今後も多くの子供たちにとって貴重な学びの場となることを願っています。