子どもたちが海の魅力を学ぶ！福井・若狭「海のヒミツ探検隊」を紹介

子どもたちが海の魅力を学ぶ「海のヒミツ探検隊」

海に親しみ、環境の大切さを伝えるための特別なイベント「海のヒミツ探検隊」が、2025年7月30日から8月1日にかけて福井県若狭で開催されます。このイベントは、石川県に在住の小学校5、6年生を対象としており、次世代へ海を引き継ぐことを目的とした活動です。現代の環境問題を子どもたちに実感させるためのプログラムが用意されています。

日本の海と魚の関係を学ぶ

石川県では「サワラ」と呼ばれる魚があり、本来は「カジキ」を指します。この地域は、近年、温暖化の影響により水温が上昇し、サワラの水揚げ量が急増しています。小学生たちには、その背景や地元での消費普及に関する学びがあります。

さらに、近年では「シイラ」という魚の漁獲量も増加しており、これは地元の新たな特産品ニーズを生むきっかけとなっています。イベント中には、これらの魚の特徴や美味しさを学び、どう地産地消につなげられるかを考えるワークショップが行われます。

シーカヤック体験と知識を深める

初日のプログラムでは金沢駅から北陸新幹線に乗車し、自身の目で海の環境を学ぶリアルな体験が待っています。福井県に到着後は、海浜自然センターを訪れ、海に生息する生物や環境について学びます。その後、実際にシーカヤックを体験し、海とのふれあいを楽しむ時間も設けられています。

食に関する学びと実践

2日目には、缶詰工場の見学を通じて、魚がどのようにして食卓に並ぶのかを学んでいきます。さらに、最終日には魚を調理する実習も行います。本イベントを通じて、石川県の食文化にも触れ、特定の魚を用いたオリジナルの海鮮丼作りにも挑戦。他の地域ではあまり見かけない魚を使用することで、子どもたちに新しい食の概念を提供し、消費拡大への意識が育ちます。