「ミールdeスマイリング」1万食突破
2025-07-18 11:39:26

入院中の子どもを支える「ミールdeスマイリング」が1万食突破!家族の笑顔を取り戻す食支援

1万食を超える食事提供「ミールdeスマイリング」とは?



入院中の子どもに寄り添う家族に対する食事支援活動、通称「ミールdeスマイリング」が、2025年6月時点でその提供数が1万食を超えたことが報告されました。これは、認定NPO法人キープ・スマイリングが2015年から行っている取り組みの成果です。

背景:入院中の家族の食事に潜む課題



医療の進歩により多くの子どもが命を救われる一方で、長期入院が必要なケースも増加しています。特に、これらの子どもに寄り添う家族は、病院での生活やサポートに重い責任を負っています。しかし、実際には看護師の対応数は大人と同じであるため、家族の支援が不可欠とされています。

このような状況から、食事の確保は大きな問題になっています。忙しさから3食とも食べられないことや、手軽さを求めて病院内の売店で購入する果物やおにぎり、カップラーメンが主食になってしまうことが多く、栄養が偏った食事が続くと、体調やメンタルに影響を及ぼすことが指摘されています。

食支援の内容:心身ともに家族を支える取り組み



キープ・スマイリングは「親が元気で笑顔でいることが、子どもの早期回復に繋がる」という信念のもと、4つの拠点で定期的に食支援を行っています。以下にその具体的な取り組み内容をご紹介します。

1. 手作り食の提供



「ドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」では、季節の食材を活かした手作りのバランス弁当を毎回40〜50食提供しています。それにより、入院生活で感じにくい「季節」を、食事を通じて届けることを大切にしています。ボランティアスタッフとともに、シェフの監修のもとで心を込めて調理されています。

さらに、企業とのコラボレーションを通じて食材の提供を受け、地域社会からの支援も受けながら、安心でおいしい食事を届けています。毎年恒例の「ハウスdeレストラン」では、プロのシェフがフルコースを振る舞い、家族に特別な時間を提供しています。

2. 飲食店のお弁当の提供



また、地域の飲食店と連携して、聖路加国際病院や東京科学大学病院、佐賀大学医学部附属病院へのお弁当提供も行っています。名店のお弁当は、家族にとって心和むひとときを提供し、少しでも食事を楽しんでもらう機会となっています。

理事長のメッセージ



理事長の光原ゆき氏は、「入院中の子どもたちのそばで、寄り添うご家族の姿があり、その支えがどれほど重要かを理解しています。心がほっと軽くなる瞬間が、入院生活において明日を生きる活力につながると信じています。これからも心を支える食事を届け続け、笑顔を増やしていきたいと思います」と述べています。

まとめ



「ミールdeスマイリング」の取り組みは、単に空腹を満たすだけでなく、家族の心をも支える重要な活動です。入院中の家族が少しでも安心して過ごし、明るい気持ちになれるよう、今後もこの活動が広がっていくことを願っています。病気と向き合うご家庭に、愛情あふれる食事が届くよう、私たちのサポートも継続していきます。詳細については、キープ・スマイリングのウェブサイトをご覧ください。

キープ・スマイリング公式サイト


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