YKK APの新たな挑戦
今年の「第19回 キッズデザイン賞」において、YKK AP株式会社が特に注目される受賞を果たしました。屋外で子どもたちの安全を守ることをコンセプトにした伸縮ゲート「レイオス」が、経済産業大臣賞(優秀賞)を受賞したのです。これは同社にとって初めての快挙となります。さらに、リフォーム用の樹脂製内窓「ウチリモ」もキッズデザイン協議会会長賞(奨励賞)を受賞し、同社の取り組みが高く評価されました。
受賞製品の詳細
伸縮ゲート「レイオス」
「レイオス」は、敷地と道路の境界に設置するためのゲートで、特に子どもたちの飛び出しを防ぎ、不審者の侵入を効果的に抑える設計がされています。設計にあたっては、操作時の事故を防止するために、部品一つひとつや形状に凝った工夫があることが評価されました。
協議会からは、「オープンな外構を重視する分譲地が増えている中、事故防止に配慮して製作された本作品は、門扉としての安全性を確保しつつ、ハンドル部分や脚部の形状が工夫されている点が素晴らしい」との言葉もいただきました。さらに、丸みのあるタテ格子は、たたんだ時の安全性や指はさみのリスクを軽減するために設計されており、高く評価されています。
内窓「ウチリモ」
もう一つの受賞製品である「ウチリモ」は、特に子どもたちが使う際の安全性に重きを置いたリフォーム用内窓です。この商品は指はさみを防止するためのストッパー付き安全引手を備えており、小さな手でも安心して開閉できる設計となっています。また、取り付けに必要な寸法をスリム化し、額縁の取り付けに余分な部材が不要ため、見た目もスッキリしています。
協議会からは、「引手に内蔵されたストッパーが、小さな指を守るための有効な手段であり、さらに窓の衛生面でも恩恵がある」と高く評価されました。子どもを持つ家庭にとって、こうした製品は強い味方です。
子どもに優しい社会の実現へ
キッズデザイン賞は「子どもが安全に暮らす」「感性や創造性豊かに育つ」「子育てしやすい社会をつくる」という目的のもとに、2007年に設立されました。この賞は、子ども用に特化したものだけでなく、大人向け製品でも子どもや子育てへの配慮がなされたもの全てが対象となります。
YKK APは今後も、子育てに優しい製品の開発に注力し、家庭が安全で快適に過ごせる環境を提供していくことでしょう。これからの展開にも注目です。
お問い合わせ先
YKK AP株式会社へのお問い合わせは、一般のお客様(TEL:0120-20-4134)、建築・設計関係者様(TEL:0120-72-4134)まで。詳細は
こちらをご覧ください。