社会福祉法人檸檬会の施設が第19回キッズデザイン賞を受賞

檸檬会の施設たちが魅せたデザインの力

日本では、子どもたちが安心して育つ環境が求められています。その中で、社会福祉法人檸檬会が運営する「レイモンド斑鳩こども園」「レイモンド甲賀こども園」「奈良おもちゃ美術館」が、第19回キッズデザイン賞を受賞しました。この賞は、子どもたちが安全に暮らし、感性や創造性が豊かになることを目指す製品やサービス、空間、研究を表彰するものです。

受賞した施設の特徴

レイモンド斑鳩こども園

奈良県生駒郡に位置し、2024年4月に初の認定こども園として開園します。この園は町立「斑鳩西幼稚園」が再整備されたもので、地域の素材である奈良県材をふんだんに使用しているのが魅力です。特に重視されたのが、自然と触れ合うことができる空間作り。評価されたデザインには、地元産材を使った美しいホールや、子どもたちが自由に遊べる回廊があります。

レイモンド甲賀こども園

滋賀県甲賀市に設置され、３つの公立保育所を統合した大規模な幼保連携型認定こども園です。子どもたちは自然豊かな環境で、四季の美しさを体感しながら成長することができます。また、高い天井と開放感のあるホール「レイモンドレストラン」は、園児たちが明るい陽射しの中で楽しい食事を楽しむ場所です。

奈良おもちゃ美術館

この美術館は木育をテーマに、小さな子どもからお年寄りまで楽しめる体験型の施設です。吉野杉を使用した内部には、約5,000点の木のおもちゃが揃い、奈良の文化を感じることができます。また、1,000冊以上の絵本を読める「MOKUMOKU Cafe」やイベントスペースも併設され、訪れる人々に新たな体験を提供しています。

キッズデザイン賞の意義

2007年に創設されたこの賞は、「子どもたちが安全で豊かに育つ環境を整える」という目的で、さまざまな製品やサービスが対象です。例えば、大人向けにデザインされたものでも、子育てに配慮されたものであれば表彰対象になります。審査員は、子どもたちの未来を見据えた創造性と安全性に重点を置いて評価を行っています。