不登校児童の挑戦
2025-08-08 15:24:50

不登校児童が自ら企画した修学旅行の成功例とその実践

不登校児童が自ら企画した修学旅行



株式会社ガイアックスが運営するオンラインフリースクール「aini school」では、修学旅行の企画を子どもたち自身が行っています。昨年の修学旅行は成功裡に終わり、2025年にも再び実施予定です。修学旅行は全国各地から集まった20名以上の小中学生によって、自主的に計画されています。

参加の背景



「修学旅行に行きたい」という声から始まったこの企画。aini schoolには、さまざまな理由で学校に行けなくなった子どもたちが在籍しています。いじめや体調不良、精神的な不安など、彼らはオンライン上でしか交流できない状況にありました。

にもかかわらず、修学旅行の話が持ち上がると、「実際にみんなに会ってみたい」といった気持ちが育まれてきたのです。オフライン活動への強い希望が、彼らの心に芽生えました。2024年に初めての修学旅行を実施することで、ある子は家の外に出る勇気を得て、参加を決意しました。

子どもたちの変化



旅行を終えた子どもたちからは、信じられない様々な成長が報告されました。「自分から外に出られるようになった」「ボランティア活動を通じて友情を深めた」など、ポジティブな変化が見られました。保護者からは、子どもが急に生活の中で自立的な側面を見せ始めたという嬉しい声も寄せられています。

準備の過程



修学旅行の準備は夏休みから始まり、週1回の「修学旅行会議」で具体的な内容を話し合います。食事の献立や持ち物リスト、さらにはしおりの作成まで、全てのプロセスを子どもたちが担当します。これにより、参加する子どもたちが自己決定を大切にします。その結果、彼らは自らの意思で旅行を進めることができたのです。

また、参加の形式も柔軟で、現地参加だけでなく、オンライン参加を選べるようになっています。これにより、どんな状況にある子どもでも参加できる環境が整えられています。

共に感じることの大切さ



キャンプファイヤーの時間では、子どもたちが自分の感情をオープンに語り合う場が設けられました。そこで涙を流しながら自らの経験を話す姿もあり、「aini schoolのみんなと共にできたことが、これからの自分の支えになる」と感じた子どもがいたことが印象に残ります。隣にいる仲間がその子を優しく支える姿は、まさにこの学びの場の大切さを物語っています。

2025年の修学旅行に向けて



次回の修学旅行は2025年9月4日から6日までの日程で、岡山県の自然の中で行われます。子どもたちが主体的にプログラムを決めていく過程を経て、どのような成長が得られるのか、今から楽しみです。子どもたちの「やりたい」を叶え、前向きな変化を引き出すことができる環境をこれからも提供していくのがこの学校の目指すところです。自分自身を見つめ直し、仲間との絆を深める旅は、何よりも貴重な経験となるはずです。

終わりに



aini schoolの取り組みは、ただの教育活動にとどまらず、子どもたちにとって生きていく上での支えとなっています。「行けなかった学校の修学旅行」という後悔の気持ちを、これ以上生まないために、私たちは今後もその実現に向けて全力でサポートしていきます。


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