大学生と若手社員が描く結婚観と子育てへの意識の変化
株式会社マイナビが実施した「結婚観・子どもに対する意識調査」では、2027年卒業予定の大学生や20~50代の正社員の結婚や子育てに対する考え方が明らかになりました。近年、結婚観や家族の形は大きく変わりつつあり、その背後には新たなライフスタイルの意識が見え隠れしています。
男性学生の共働き希望、過去最高に
調査によると、男子大学生の68.1%が結婚後に共働きを希望しており、これは調査開始以来の最高値です。同じく、女性学生の74.3%も共働きを望んでいます。特に男子学生にとっては、共働きを希望する割合が年々上昇しているのが印象的です。男女の差はわずか6.2ポイントにまで縮まりました。
一方で、結婚をせずに自己収入のみで生活することを望む女子学生の割合も過去最高に達しています。このことは、結婚が必須ではないという意識の高まりを象徴しています。
子育てに対する意識の変化
子育てについての考えを尋ねた結果、最も多かったのは「育児休業を取って子育てしたい」という意見で、全体で58.9%に達しました。驚くべきは、男子学生の60.1%がこの意見を表明し、初めて女子学生を上回ったことです。これは、男性の育児参加に対する意識が高まり、変化が起こりつつあることを示しています。
しかし同時に、「今のところあまり子どもは欲しくない」と答えた学生も18.4%存在し、特に女子学生の23.9%がその理由として「うまく育てられる自信がない」という声が多かったことも考慮すべきポイントです。
結婚に対するフラストレーション
未婚の20代と30代の正社員に対して尋ねると、20代で19.4%、30代で31.8%が「結婚したくない」とのことでした。この結果は、結婚が幸福へと直接結びつくわけではないという意識の変化を示しています。
特に30代女性の33.0%は、「結婚したくない」と答えました。これは社会での経済的な安定感から、結婚を必須としない価値観が広がっていることを反映しています。
子どもに対する意識
子どもが欲しくないと答えた20代正社員は32.7%、30代ではさらに43.0%に達しました。特に30代は男女ともに「子どもを持ちたくない」という割合が高く、今の価値観の変化を物語っています。
結論
調査からは、「共働き家庭」や「結婚しない生き方を求める人々」が増えている実態が明らかになりました。大学生と若手社員の間で、結婚や子育てへの考え方は多様化し、個々の価値観が反映されているのです。自分の生活を重視しつつ、家庭との両立を目指す新しいライフスタイルが求められる時代が来ています。この調査結果を踏まえると、今後の社会においてもこうした意識の変化がどのように進んでいくのか注意深く見守っていきたいと思います。