2025年コンビニおにぎり人気調査のポイント
一般社団法人おにぎり協会が2025年1月から12月にかけて行った「おにぎり調査2025」に関する結果が発表されました。特に注目すべき点は、人気の具材や新たなトレンドの変化です。ここでは、調査の結果やその背景を詳しく見ていきます。
1. 人気ランキングの結果
調査によると、主要なコンビニでの通年人気ランキングでは、各社ともに「ツナマヨ」が1位を獲得しました。定番の味が引き続き支持されています。次いで「鮭」や「昆布」といった、誰もが想像できる具材が上位にランクインしています。この傾向は前回の2024年の調査でも同様で、消費者の嗜好が安定していることがうかがえます。
ただし、各社のトップ商品の価格は上昇傾向にあり、ツナマヨの例を見ても、セブン-イレブンでは128円から178.20円に上昇しています。これにさらなる価格上昇が影響を与えているものの、人気は衰えを見せていません。
2. ボリュームとプレミアム商品の普及
ローソンでは、プレミアム商品が通年ランキングに登場し、日常の選択肢の一部となっていることが確認できました。特に「大きい系」のおにぎりが人気を博しており、商品の役割が単なる軽食から一食の成立に変化している可能性があります。この背景には、生活費の高騰があり、一つで満足するニーズが高まっています。
さらに、セブン‐イレブン大阪店では、万博来訪者を対象にとても多くの売上を記録しており、訪日外国人を含む多様な層に対して受け入れられている様子がうかがえます。
3. 低価格帯おにぎりの成長
コメや海苔などの原材料価格が高騰する中、消費者の負担を減らすため、低価格帯のおにぎりが増えてきました。ローソンでは、海苔を使わずに満足感を持たせる人気の「だしおにぎりシリーズ」を開始。ミニストップでも108円で提供される具材混ぜ込みシリーズが注目を浴びています。これにより、より手軽に楽しめるおにぎりが選択肢となっています。
4. 冷凍おにぎりの市場浸透
環境意識の高まりを受けて、ローソンでは冷凍おにぎりを全国に展開し、食品ロスや物流の課題解決に取り組んでいます。この動きは冷凍食品としての新たな市場を開拓するもので、食品の持ち運びや保存の効率化にも大きく寄与しています。関心が高まるテーマとして、これまでの常温・チルド製品との強みを保ちつつ、これからの市場でどう進展していくのかが鍵となります。
最後に
今年の調査結果からは、定番の人気商品に価格上昇があるものの、引き続き消費者に支持されている様子が分かります。また、ボリューム感のある商品や低価格帯の選択肢の増加、さらには冷凍おにぎりの導入が進んでいることからも、コンビニおにぎり市場における多様性が明らかになりました。今後も、消費者のニーズに寄り添った新商品が楽しみです。