環境絵画コンクールの入賞作品発表
2025年に開催された第20回環境絵画コンクールの入賞作品が発表されました。今回のテーマは「きれいな空気・水と生きもの」で、全国から送られた1,454点もの作品の中から厳選された12点が選ばれました。このコンクールは、子どもたちに環境問題を考えるきっかけを提供するために2006年からスタートし、今年で20回目を迎えています。
新しい賞の創設
特に注目すべきは、大阪・関西万博を記念した「大阪・関西万博『ノモの国』賞」が新たに設けられた点です。そこで入場者が選んだ作品がこの賞に輝くという仕組みで、多くの子どもたちが自らの思いを形にした絵画を描いてくれました。入選作品には、オオサンショウウオやレッサーパンダ、ジンベイザメなどの絶滅の危機にある生きものが描かれており、子どもたちの環境への関心の高さが伺えます。
入賞作品の発表
審査はパナソニックの関係者や環境教育の専門家、愛知県春日井市の関係者が行い、厳正な審査の結果、次のような入賞者が決定しました。
- - 【最優秀賞】高橋 さりかさん(愛知県・1年生)
- - 【社長賞】日比野 壮一郎さん(愛知県・3年生)
- - 【優秀賞】澤田 橘香さん(愛知県・5年生)
- - 【優秀賞】鈴木 杏慈さん(東京都・6年生)
- - 【優秀賞】内田 博文さん(愛知県・6年生)
- - 【春日井市長賞】吉田 裕紀さん(愛知県・1年生)
- - 【大阪・関西万博「ノモの国」賞】武山 芽生さん(愛知県・6年生)
- - 【佳作】西村 くるみさん(兵庫県・4年生)
- - 【佳作】毛利 綾花さん(北海道・5年生)
- - 【佳作】林 穂乃花さん(奈良県・4年生)
- - 【佳作】櫻澤 采穂さん(京都府・2年生)
- - 【佳作】水野 麗依菜さん(京都府・2年生)
入賞作品の活用
入賞した子どもたちには、賞状と記念品が贈られます。中でも春日井市長賞に選ばれた作品は、春日井市のごみ収集車にラッピングされ、実際に市内でのゴミ収集作業に使用される予定です。これによって、子どもたちの創造力が地域に貢献する形で広がります。
未来へのメッセージ
パナソニックは、入賞作品をウェブサイトや公共施設で展示し、多くの人々に子どもたちの環境への思いを伝える予定です。今後もこのような取り組みを通じて、子どもたちが未来の環境問題に対する意識を高めていくことを期待しています。
過去のコンクールを振り返って
過去の環境絵画コンクールでは、毎年異なるテーマが設定され、多くの子どもたちが参加してきました。「きれいな空気・水と生きもの」というテーマは、2024年にも採用され、環境問題に対する持続的な意識を促す役割を果たしています。今後も子どもたちの想像力と環境への理解を深める機会が続くことでしょう。
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