不登校やLDの子どもたちを支援する新たな英検対策講座の初展開
茨城県つくば市に本拠を置く特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所は、2000年から「ライズ学園」を通じて、不登校や学習障害(LD)を抱える子どもたちに向けた支援を行ってきました。このたび、同法人は新たに英検5・4級の対策講座を開始することを発表しました。これは、多くの子どもたちが直面している英語学習への不安を軽減し、より多くの選択肢を提供することを目的としています。
不登校の現状と英語教育の課題
最近の急増する不登校生の数は、実に34.6万人(2023年度)に達し、教育現場においても英語力の育成がますます重要な課題となっています。教育課程の改訂により、求められる英単語数は大幅に増加しており、特に英語が苦手な子どもたちにとっては大きなハードルとなっています。しかし、中にはゲームを通じて無意識のうちに英語を学んでいる子もおり、彼らが自信を持って英検に挑戦できるような場を提供することが求められています。
ライズ学園の支援方針
ライズ学園では、子どもたちが心地よく学び、安心して自分のペースで成長できる環境を提供しています。強制的な教育ではなく、生活の中で学んだ英単語を実際に活用する方法を重視し、学びのファシリテーターとしての役割を果たしています。近年では、どのようにして効果的に学びを支えるかを継続的に模索しており、県外からも入園を希望する家庭が増えている状況です。
英検対策講座の内容と特徴
新設された英検対策講座は、子どもたちが各自のペースで進められるように構成されています。具体的には、以下の三つのステップで進行します。
1.
1st ステップ:学びのポイント確認
大問ごとに15〜20分の動画を視聴し、英検に必要なポイントを確認します。これらの動画は、期間中いつでも再生可能です。
2.
2nd ステップ:実力養成問題への挑戦
受験本試験に準じた問題に挑戦し、オンラインで何度でも繰り返し練習が可能です。
3.
3rd ステップ(伴走コース):Zoomでの解説講座
問題の解説を受けることで、疑問を解消し、理解を深めます。さらにアーカイブ配信も行われ、講座を見逃しても安心です。
この講座では、学習記録が保持されるため、自発的に学びを進めることも可能です。特に、書くことに不安を感じる子どもにも適したカリキュラムが用意されています。
料金と申込みについて
今回提供される講座は、モニター価格を設定しており、参加者には簡単なアンケートに協力してもらう条件となっています。詳細および申込みは、公式ウェブサイトから行えます。
未来への展望
リヴォルヴ学校教育研究所は、英検対策を通じて不登校やLDの子どもたちの自信を育み、彼らが再び学びへ向かう一歩を踏み出せるよう全力でサポートします。より多くの子どもたちが自分自身を理解し、力を発揮できる環境を提供することを目指しています。これにより、彼らのウェルビーイングを向上させ、社会での生きる力を育む手助けを行い続けます。