海田町がスタートした子育て支援のデジタル化！便利な新サービスが登場

海田町の新たな子育て支援サービス

広島県海田町では、妊娠から子育てに関する手続きをデジタル化する新しい試みが始まりました。9月1日から運用を開始したサービスは、母子モ株式会社が提供する『子育てDX』の『伴走型相談支援サービス』と『オンライン予約サービス』です。

デジタルの力で子育て家庭をサポート

海田町は、子育て家庭への包括的なサポートを目指し、『居場所づくりで幸せを実感できるまちへ』を基本理念としています。2019年から導入した母子手帳アプリ『母子モ』に新機能を追加し、保護者が手続きをより簡単に行える環境を整えています。これにより、妊娠届出や親子教室の予約をアプリで24時間いつでも行うことができるようになり、紙の書類を使う手間も省かれています。

この新しいサービスがどのように保護者の負担を軽減するのか具体的に見ていきましょう。まず、妊娠届出アンケートや親子健康手帳交付時の面談予約がアプリを通じて行えるため、待ち時間が大幅に短縮されます。特にこれまで来庁する必要があった手続きがオンライン対応になることで、訪問する手間も軽減されます。これにより妊婦さんや子育て中の保護者の貴重な時間を大切にし、ストレスを軽減することが期待されています。

自治体職員の業務効率化も

新サービスの導入により、自治体職員にとっても大きなメリットがあります。アプリを通じて事前にアンケートが集計されることで、職員は各家庭のニーズに応じた質の高い面談が可能になり、手間が削減されます。以前は電話での予約時に生じていた事務処理が効率化され、より多くの時間を子育て支援に充てることができるようになるのです。

アプリを利用したコミュニケーション

この取り組みは、保護者と自治体のコミュニケーションを円滑にすることにも寄与します。アプリ内では、妊娠届出や予防接種の最新情報が配信され、さらに子育て支援センターからの情報発信も行われています。これにより、保護者は必要な情報をタイムリーに受け取ることができるため、不安を抱えることなく子育てに専念できるでしょう。

今後の展望

母子モ株式会社は、2030年を目標に、子育て支援のさらなるデジタル化を進めていく方針です。子育てDXを通じて、保護者、自治体、医療機関が連携し、手続きの簡素化やより安心な子育て環境の実現を目指しています。これにより、地域全体で子育てを支援し、未来を担う子どもたちが健やかに成長できる社会を共創したいと考えています。