#プログラミング #深海研究 #ロボット製作

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト

2025年10月5日、沼津工業高等専門学校にて「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」が開催されました。このプロジェクトは、海洋文化を学び、次世代に海の大切さを伝えるために策定されたもので、特にプログラミングやロボット製作を通じて子どもたちの創造力と技術力を育成することを目的としています。

プログラミングとロボット製作講座の概要

この日は、一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会が主催し、株式会社アーテックの協力を得て実施されました。参加者は小学5年生から中学2年生までの10名で、彼らは深海生物についての知識を持ち寄り、それを基にしてプログラミングとロボット製作に挑みました。

プログラミングの基礎を学ぶ

はじめに、参加したキッズたちは沼津工業高専の高畠氏に指導を受けながら、プログラミングの基本を学びました。ブロックやモーターを組み合わせるスキルを身につけ、その後、各自が興味を持つ深海生物の特徴を調査しました。深海生物の動きや機能を理解した上で、それを活かしたロボットを設計することに挑戦しました。

いよいよロボット製作へ

午後からは、子どもたちはチームに分かれ、実際にロボット製作に取り組みました。各チームは設計図を基に、深海生物を模したロボットを作ります。完成させるためにはブロックの組み合わせやモーターの調整が必要で、思わぬところでトラブルも発生。しかし、子どもたちは意欲的に取り組み、アーテックのスタッフや高専の学生たちの協力を受けながら、さまざまなロボットを形にしていきました。

最終的に、デメニギス、ダイオウグソクムシ、メンダコ、タカアシガニの4種類のロボットが完成しました。最後には、各チームによる発表会が開催され、ロボットの特徴や工夫したポイントをプレゼンテーションしました。

参加したキッズ・保護者の感想

参加したキッズたちからは「オオグソクムシの甲羅をしっかり再現できた」といった感想が寄せられ、保護者からは「学校では得られない素晴らしい体験だった」との声もありました。この講座が次世代の海洋研究者やエンジニアを育てる貴重な機会になったことは間違いありません。

プロジェクトの意義

この深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環でもあり、海を未来に繋ぐことを目的としています。海洋環境の悪化が懸念される中、次世代に海の大切さを伝え、行動を促すことは非常に重要です。子どもたちが深海や海洋に興味を持ち、将来の研究や学びにつなげていく姿勢こそが、今後の海の未来を支えるのです。

詳しくは一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会の公式サイトをご覧ください。 こちら

関連リンク

サードペディア百科事典: プログラミング 深海研究 ロボット製作