タキヒヨーとアーティエンスがタッグ！内定者の創造性を引き出す研修プログラム

新たな内定者研修プログラム

1751年に創業した繊維商社タキヒヨー株式会社が、組織開発コンサルティングのアーティエンス株式会社と協力し、内定者向けのユニークな研修プログラムを発表しました。このプログラムは、入社前の不安を解消し、Z世代の特性を生かした“共創型”のアプローチで構成されています。

研修の背景と目的

最近の企業は、内定者が入社前に抱える不安や、入社後の職場環境とのミスマッチといった課題に直面しています。特に、Z世代はサステナビリティに強い関心を持つため、環境問題に対する意識を高める研修が必要です。このため、タキヒヨーはサステナブルな素材を使用したTシャツデザインを通じて、内定者のエンゲージメントを高める研修を導入しました。

共創型プログラムの特徴

この研修は、内定者自らが参加し、オリジナルのTシャツデザインを制作するプロセスを通じて進められます。既存のカリキュラムに依存せず、参加者が主体的にアイデアを出し合い、チームで協力しながら作品を仕上げていくことで、強い信頼関係と共同作業の経験を得ます。このアプローチは、「このメンバーだからできた」という達成感をもたらし、入社後の職場環境への適応をスムーズにします。

サステナビリティへの取り組み

研修で使用するTシャツは、タキヒヨーが展開する「NO WASTE PROJECT」に基づいたリサイクル素材「ROOPS（ループス）」を使用。裁断くずを再生したこの素材は、環境への配慮を体験しながら学べる貴重な教材です。オンデマンドプリント技術を用い、必要な分だけを生産するこのプロセスに参加することで、内定者はサステナブルなものづくりの価値を自らの体験として理解します。

エンゲージメントの向上

このプログラムを経た内定者からは、「入社が全く怖くなかった」といった声があります。既に同期と知り合いの顔が多かったことで、初日から安心感を持って入社できたという意見が寄せられています。この研修から得た経験は、内定者の仲間意識や帰属意識を醸成し、業務への早期適応に繋がるのです。

今後の展望

タキヒヨーは、この研修プログラムを通じて、多様なステークホルダーと共に社会の課題解決に取り組む「サステナブルソリューションカンパニー」としての役割を強化していきます。また、アーティエンスとの協業により、内定者の可能性を最大限に引き出す新たな支援方法を提供し、企業の組織開発を後押しすることを目指します。