サイバーセキュリティ教育プログラム「サイバーサクラ2025」のご紹介
サイバー技術が今や私たちの日常生活に欠かせないものとなった今、次世代の人材育成が求められています。その一環として、NPO法人エル・コミュニティが2025年7月から全国の中高生を対象に、体験型のサイバーセキュリティ教育プログラム「サイバーサクラ2025」をオンラインで実施します。
このプログラムは2021年にスタートし、多くの学生に対してセキュリティ技術や情報リテラシーの基礎を教えてきました。今年度からは参加者のフィードバックをもとに、理解を深めるための新たな解説セッションや学習支援に力を入れて、初学者向けの内容に進化させました。
プログラムの概要
「サイバーサクラ2025」は、全体を3つのラウンドに分けて構成されています。それぞれのラウンドごとに異なるテーマを設定し、実践的にサイバーセキュリティについて学んでいきます。以下に各ラウンドの詳細を紹介します。
ROUND1「守る」:Webサーバーの構築と防御
最初のラウンドでは、学生たちがクラウド上にWebサーバーを構築し、そこに潜む脆弱性を診断することを通じて、基本的な防御策を学びます。インターネットの構造やセキュリティ対策について、体験を通じて理解を深めます。
ROUND2「磨く」:CTF(Capture The Flag)でスキルを強化
次のラウンドでは、CTFというセキュリティ競技を通じて、実際の攻撃手法やツールを用いながら、多様なスキルを身につけます。これにより、セキュリティに関する実践力を高めます。
ROUND3「追う」:フォレンジックスで犯人の痕跡を追跡
最後のラウンドでは、侵入されたシステムの中で痕跡を捜査するフォレンジックスについて学びます。この技術は、実際のサイバー捜査でも用いられ、多くの興味深い知識が得られます。
プログラムの特徴
プログラムはオンライン開催のため、自宅で安全に参加可能です。年間にわたり3回のオンラインイベントが予定されており、各回には説明動画と本編、解説セッションが用意されています。イベント後には復習用の解説動画も提供され、理解をより確かなものにします。
初学者でも安心
特に初心者への配慮がなされており、段階を追って学ぶ形になっています。また、イベント終了後には、参加者が互いに質問し合えるDiscordコミュニティを用意しており、学びを持続的に支援する仕組みも整っています。
参加方法と日程
「サイバーサクラ2025」は2025年7月1日から12月20日まで開催されます。参加希望者は、事前に登録を行うことで、早期案内を受けられるほか、一般向けのオンライン募集も行われます。各ラウンドの2か月前から募集が予定されているため、早めのチェックをお勧めします。
主催団体について
NPO法人エル・コミュニティは地域とITの担い手育成に長年取り組んでおり、このプロジェクトを通じてサイバー空間の人材確保と教育に力を入れています。将来的には、より多くの学生がこのプログラムを通じて成長し、サイバー分野での活躍を目指すことが期待されます。
公式ホームページもチェックして、詳細を確認してみましょう!
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