富山湾で深海体験
2025-06-06 09:36:29

富山湾の深海魚に触れる!ワクワク解剖体験が子どもたちを待っている

富山湾での深海魚体験と解剖の冒険



2025年5月31日、一般社団法人とやまミライラボ主催の「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin富山湾」が開催されました。このプロジェクトは、日本三大深湾の一つに位置する富山湾を舞台に、次世代のスーパーキッズを育てることを目指しています。参加者は富山県在住の小学5年生から中学2年生までの10人です。

まるで海の探検家!大観覧車体験



イベントの初めには、ミラージュランド内の大観覧車に乗ることからスタートしました。観覧車の高い位置からは、富山湾の美しい形や立山連峰との距離が見渡せ、子どもたちは自然の美しさに驚きました。この瞬間、彼らは海への興味を膨らませたことでしょう。観覧車からはホタルイカの定置網も観察でき、より一層海とのつながりを感じることができました。

水族館で学び、深海魚に触れる



その後、魚津水族館に移動し、富山の海や川に棲むさまざまな魚について学びました。案内してくださった飼育係の草間啓さんと木村知晴さんの情熱的な解説に子どもたちは興味を持ち、質問の嵐が巻き起こりました。彼らが深海研究を始めた後に訪れた水族館は、新たな発見の場となったようです。この体験は、次の解剖に向けた期待を膨らませました。

深海魚の解剖に挑戦!ドキドキの瞬間



レクチャーホールに着くと、子どもたちは深海魚の解剖に挑みました。まず、体中に発光器を持つキュウリエソやホタルイカを観察しました。この観察を通じて、発光生物への興味を持つようになったタイミングで、実際に解剖を行います。

解剖に選ばれたのはザラビクニン。慎重に皮膚にハサミを入れ、内臓と胃を観察しました。時折、緊張の瞬間もありましたが、心配する子どもたちの表情はすぐに興奮と好奇心に変わりました。彼らは深海にどのようにして食物が運ばれるのか、その謎に迫る喜びを感じていました。

解剖を通じて、食べられたものの形跡を見つけ、ある子は「長いアナゴや大きなイカがいた」と話しました。また、「イワシがどうして深海で見つかるのか」と疑問を持ち、研究テーマとしての深い考察も展開されました。

子どもたちの声



参加した子どもたちの感想には、観覧車からの眺めに驚く声や、解剖の驚きを語る声がありました。一人の子は、「解剖は最初は怖かったけど、やってみたら楽しかった!」と言い、内臓を切る際の難しさや発見したことを詳細に語りました。このような体験を通じ、参加者たちは次世代の海洋リーダーとしての素質を磨いているのです。

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトとは



「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」は、深海に関する様々な講座を受けた後、研究を進めるプログラムです。自ら選んだテーマで発表動画を作成することも含まれており、参加者は研究と発表の両方を体験します。このような取り組みを通じて、未来を担う海洋に関するプロフェッショナルを育てていくことを目指しています。

終わりに



日本財団「海と日本プロジェクト」は、海を守るためのさまざまな活動を展開しています。このプロジェクトは、参加した子どもたちや地域社会にとって、次世代への大切なメッセージを届ける場となっているのです。海への理解を深め、未来のために行動するきっかけを与える貴重な機会となりました。


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