かがくいひろしの世界展が静岡市美術館で開催
静岡市美術館では、2026年1月10日から3月22日まで、「かがくいひろしの世界展」が行われます。この展示会は、日本中の子どもたちを笑顔にする絵本作家、かがくいひろし氏(1955-2009年)に焦点を当てたものです。かがくい氏は、たった4年の間に16冊の絵本を生み出し、その中でも代表作である「だるまさん」シリーズは、どの世代の子どもたちにも愛されています。
かがくい氏は、特別支援学校の教員としての豊かな経験を活かし、すべての子どもたちに笑顔を届けるための絵本作りに魅力を注ぎました。その生み出された絵本は、シンプルでありながらも深いメッセージを持ち、親たちにも大変人気を集めています。
展覧会の内容
本展覧会は、かがくい氏の足跡と、その作品が持つ魅力を知るための貴重な機会です。展示内容には、全16作品の絵本原画に加え、それらの創作過程を示すアイデアノートや、教員時代の映像記録、未完成のラフ作品なども公開されます。これらの資料は、かがくい氏の絵本がどのように生まれ、どのように愛されているのかを理解する手助けとなります。
会期と会場
- - 会期:2026年1月10日(土)〜3月22日(日)
- - 会場:静岡市美術館(静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階)
- - 開館時間:10:00〜19:00(展示室入場は閉館30分前まで)
- - 休館日:毎週月曜日(ただし1月12日、2月23日は開館)
観覧料
観覧料金も非常に魅力的です。一般1300円、大高生・70歳以上900円、中学生以下は無料。この料金は、前売券購入を行うことで少しお得に楽しむこともできます。
前売券は、11月14日から2026年1月9日まで購入可能です。静岡市美術館の窓口やオンラインチケットに加え、様々なコンビニでも手に入れることができます。
特別なイベント
本展では、いくつかの関連イベントも開催されます。例えば、1月24日には「かがくいひろしの世界を語る」講演会が予定されています。こちらは著名な教授が講師を務めるため、絵本作家の思いや創作の秘密を深く知ることができる貴重な機会です。
2月7日には、「かがくいひろしの絵本づくりのひみつ」というテーマの講演も行われます。こちらでは、かがくいひろし氏を長年担当していた編集者が話をしてくれるので、より一層興味深く感じることでしょう。
バリアフリーの取り組み
展示室では、手話動画や音声ガイド、テキスト解説などのバリアフリーツールも準備されています。これにより、さまざまな方が楽しめる環境作りが進められています。
この展覧会は、絵本の魅力を再発見するだけでなく、かがくいひろし氏の作品が持つ力を感じられる素晴らしい機会です。家族みんなで足を運んで、素敵な思い出を作ってみませんか?