ドバイで実施された日本の子ども向けデザイン教育プログラムの取組み

日本発のデザイン教育がドバイで実現

2025年9月、日本のボーダレスデザインスクール株式会社がドバイ文化芸術庁管轄のAl Jalila Cultural Centre for Childrenで子ども向けデザイン教育プログラムを実施しました。このプログラムは、現地文化、教育活動の一環としても注目を集め、多国籍な子どもたちの創造性を養う貴重な機会となりました。

特別プログラムの内容

今回のプログラムは「文化継承 × デザイン」をテーマに掲げ、観察と制作を基にしたアプローチが特徴です。講師による説明は必要最低限に抑え、子どもたちが自らアイデアを出し、試行錯誤することを大切にしています。これにより、彼らは制作のプロセス自体を楽しみながら、自由な発想を育むことができました。

具体的には、Al Jalila Cultural Centreで多国籍の子どもたちが集まり、観察を基に各自の素材を選び、作品を制作。この時、様々なバックグラウンドを持つ子どもたちが同じ作品テーマに対して、独自の視点で表現し合う場が生まれました。言語を超えたコミュニケーションが生まれ、感情や考えを作品を通じて伝え合った様子も印象的でした。

保護者からの反響

プログラム終了後、参加者の保護者からは「帰宅後も創作を続けていた」「自分の思考にアクセスできる授業に感謝している」との声も寄せられました。子どもたちにとって、思考を深め、表現を試す貴重な経験となったようです。

文化施設での実施意義

今回のプログラムは日常的に多様な文化・教育活動が行われるAl Jalila Cultural Centreで実施されました。日本のデザイン教育が現地文化の文脈の中で紹介されるという貴重な機会は、異なる文化的バックグラウンドを持つ子どもたちに新たな創造的学びの可能性を提示しています。

今後の展望

ボーダレスデザインスクールは、ドバイでの実践を基に、今後も異なる文化・地域において創造性を育む取り組みを続けていく計画です。学校や文化施設、公共空間でのワークショップなどを通じて、子どもたちが自由に「考え、表現し、分かち合う」プロセスを見守りながら、学びの場を広げていくことを目指しています。

ボーダレスデザインスクールの理念

ボーダレスデザインスクールは、クリエイティブな学びを通じて、子どもたちが自分の視点を持ち、考えを深め、表現を試すことを重視しています。評価は一過性のものではなく、制作過程での選択や発見、対話を通じて多様な価値観に触れる機会を提供しています。これにより、子どもたちはAIなどでは代替できない思考力を養っています。

興味がある方は【公式サイト】や【Instagram】をチェックして、最新情報を手に入れてください。子どもたちの未来を豊かにするデザイン教育の取り組みを、ぜひ応援していきましょう。