船橋小学校でのEWAT体験型ワークショップの魅力を探る

船橋小学校で実施されたEWATの体験型ワークショップ

2025年7月24日、世田谷区立船橋小学校では、水道機工株式会社が新たに設立した緊急災害水支援チーム「EWAT」（イーワット）による体験型ワークショップが開催されました。この取り組みは、どのように災害時に水を確保し、活用するかを楽しく学ぶことを目的としています。

ワークショップの概要

今回のワークショップには、小学1年生から4年生までの35名が参加し、様々な活動を通じて水の重要性を学びました。プログラムの内容は以下の通りです：

1. アイスブレイク活動：「人間にはどれくらいの水が必要なのか」というテーマで、体を動かしながら考える
2. 水道水の理解：水道水とは何かについて学ぶ。
3. 災害時の水使用：災害時にどのように水を用意するかを学ぶ。
4. 実際の機器体験：非常災害用造水装置「トレローム」を使う実演。

このワークショップは、特に災害時の安全な水の確保の重要性を若い世代に伝えるいい機会となりました。子どもたちは水にまつわるクイズや体験を通じて楽しみながら学びました。

子どもたちの体験

ワークショップの中で、子どもたちは実際に水を扱うシミュレーションを行いました。まず、体内に必要な水の量を理解するために、2Lのペットボトルを使ったクイズを行いました。このアプローチにより、水の重要性を実感することができました。

また、「海や川の水は飲めるのか？」という問いに対する理解を深め、実際に水をろ過する際に使用するろ材や活性炭に触れることで、より具体的な知識を得ました。

特に、非常災害用造水装置「トレローム」の体験では、子どもたちがレバーを操作し、自ら手を使って水をろ過する感覚を味わいました。1人1人がトレロームのレバーを動かすと、濁水がどのように変化するかを見ることができたのです。「レバーを動かすと運動になり、すごく楽しかった！」という感想が聞かれるほど、子どもたちの興味を引きつけました。

EWAT隊員のメッセージ

EWAT隊員の一人は、「このような機器は災害時に非常に役立つものです。子どもたちがこの体験を通じて水の重要性を理解してくれたことを嬉しく思います」とコメントしました。参加した小学生たちからも「ボランティアを通じて人助けをしたい」との意欲が語られ、教育の効果を実感できる場面もありました。

今後の展開

水道機工は、これからも積極的に学校での体験型ワークショップを行っていく計画です。災害時における水の大切さを広めていくことは、今後の社会において非常に重要なテーマです。そのため、子どもたちが早いうちからこの知識を学ぶ機会は、彼らの将来にも大きな影響を与えることでしょう。

このような活動が続くことで、未来の世代が自然災害に対してもより強くなることを期待しています。参加した児童たちが、学びを活かして大人になっても「水の大切さ」を忘れないようになってほしいと願っています。