美味しいブリ料理を楽しむイベントが開催
2025年11月15日、一般社団法人うみらいふが主催する「別府ちゃんと学ぶ!お魚探検クッキング」が大分県で行われました。このイベントには、大分県内在住の小学4~6年生19名が参加し、魚について学びながら新しい料理に挑戦しました。この取り組みは、近年進行する魚離れを解消し、子どもたちにより魚を好きになってもらうことを目的としています。
楽しく学ぶ養殖魚の世界
今回の料理教室では、日本酒の酒粕で育てられたブランド魚「美人鰤」を使用しました。特に、参加した子どもたちは普段の刺身や寿司とは異なる「つるりんブリのぶっかけ丼」に挑戦し、驚きつつもその新しい食感を楽しんでいました。
また、大分県水産養殖協議会の福田穣氏が講師として参加し、養殖魚の育成プロセスやその栄養価についての座学セッションを行いました。恥ずかしがっていた子どもたちも次第に積極的に質問をし始め、家族も共に楽しむ姿が見られました。
魚捌きのプロによるデモンストレーション
料理に入る前には、塩脇氏が披露するブリの解体ショーが行われました。子どもたちは初めて見るブリを捌く様子に釘付けになり、その見事な包丁さばきに感動する様子が印象的でした。園田先生からは「つるりんブリのぶっかけ丼」の作り方を教わった後、子どもたちは班に分かれ自ら調理を開始しました。
包丁を持つ手は、初めての経験に戸惑いながらも、互いに助け合い、やがて完成した料理に対して「美味しい!」と歓声を上げる場面も。自分たちで作った料理を味わう姿は、子どもたちにとって一生の思い出となったことでしょう。
参加者からの感想
子どもたちが終わった後の感想を聞くと、「楽しく学べてよかった。また同じようなイベントがあれば参加したい」「知らなかったことを知ってとても嬉しい」「ごはんが本当に美味しかった!」との嬉しい声が寄せられました。料理を通じて魚への理解を深める良い機会となったようです。
まとめ
この料理教室は日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、豊かな海を未来へ引き継ぐ活動として注目されています。新しい食文化を育み、子どもたちが地元の魚を身近に感じることができるイベントが、今後も続くことを期待しています。
環境の変化に伴い、今後も持続可能な食文化を育てる活動が重要と言えるでしょう。参加した皆さんのように、未来を担う子どもたちが魚の魅力を再発見し、多くの家庭に新しい食体験をもたらすことを願っています。