子どもたちの創造力を育む!英語で学ぶ起業家育成プログラム開催
2025年8月、名古屋のアライブイングリッシュスクールで開催された「起業家育成プログラム」は、子どもたちが英語を使ってビジネスのアイディアを具体化する刺激的な内容でした。小学校3年生から6年生を対象に、生成AIを活用しながら独自のアイディアを考え、最終日には英語でプレゼンテーションを行うという体験が待っています。このプログラムは、5日間にわたるリーダーシッププログラムの後半として位置づけられ、専任講師のケリー氏が担当しました。
自由な発想から生まれたユニークなアイディア
プログラムでは、子どもたちが自分の発想を自由に形にすることが求められました。社会的な問題や身近なテーマを基に、彼らが考えるビジネスプランはとても独創的でした。たとえば、カラスの性質を活かした光を使った器具や、特別なアクセサリー購入の際に撮影するフォトサービスなど、多種多様なアイディアが生まれました。
次世代を担う子どもたちの声も印象的でした。「僕はカラスが好きだから、彼らが嫌われないためのアイディアを考えたんだ。」「専用の本屋があれば、秘密基地みたいで面白いよね。」といった声があり、彼らのクリエイティブな発想がいかに社会を見つめているかが明らかになりました。
3日間で学ぶプログラム内容
1日目はアイディアをチームで共有し、意見を融合させる作業からスタートしました。リーダーシッププログラムで身につけた意見を受け入れる姿勢が活かされ、子どもたちは互いに思考を深めることができました。
2日目には、生成AIを使用してのリサーチやロゴ作成、プロモーションビデオの制作も行いました。最終日には、練習を経てピッチを行い、堂々と自分のアイディアを英語で表現しました。この時、AIで製作したロゴや映像の披露もあり、会場は大きな拍手に包まれました。
実社会での販売体験
このプログラムで作られた商品は、2025年11月に名古屋の円頓寺商店街で開催される「円頓寺秋のパリ祭」で子どもたちが実際に販売することになります。売上は彼らに還元され、「自分の力で稼ぐ」ことを体験する貴重な機会です。
教育の新たな価値
この起業家育成プログラムは、単なる勉強の枠を超えて、子どもたちの「アイディアを形にする力」や「チームでの協力」、さらには「AIを使いこなす力」を育む教育です。実際に販売するプロセスを経ることで、社会に自分のアイディアで貢献できる実感と自信が培われました。
アライブでは、リーダーシップ教育と起業家育成を組み合わせたプログラムを今後も続けていく予定です。子どもたちが自分の個性を生かし、社会を変える力を育む学びの場としての役割を果たしていくことでしょう。個々のアイディアが実際に社会に影響を与える姿を見守ることが、これからの楽しみです。