映画『世界から守ってくれる世界』オーディション開催の詳細
第7回暮らしの小説大賞を受賞したこの作品が、映像化されます。企画・監督を手掛けるのは、前田直樹監督。神奈川県川崎市に拠点を置く株式会社dnuofがこのプロジェクトに関わっており、地域との連携を図った映像作りに注力しています。
オーディションについて
映画『世界から守ってくれる世界』の出演者オーディションが、2025年12月1日より募集開始されます。このオーディションは、事務所に所属しているか否かに関わらず、多くの才能ある俳優との出会いを目指しています。応募者は、希望する役に応じて参加できるチャンスが与えられます。一次選考通過者には、台本の閲覧が許可され、希望の役での演技を披露する機会が与えられます。
「私は、役者たちがそれぞれの個性を活かして演じることができるキャラクターを一緒に作り上げることを楽しみにしている」と前田監督は語っています。これは従来のオーディションプロセスを見直したものであり、応募者が希望する役で参加できる新しい試みです。
映画のテーマ
本作の物語では、マイノリティに属する子供たちが自分自身を見つける過程と、家族や社会が求める期待から自己を抑え込んでしまう葛藤が描かれます。思春期の感情豊かな時期に、周囲との連携や理解を通じて「ありのままの自分」でいることができる社会が望まれます。
劇中のキャラクターである14歳の薫子は、不仲な家庭の中で心を押し殺しながら生きています。その中で、彼女が出会う仲間たちとの深い絆や、思春期特有の感受性が物語の鍵となります。彼女とクラスメイトの中鉢の友情も、この映画の重要な要素であり、互いの違いを受け入れながら成長していく姿が描かれています。
プロジェクトの意義
この映画は、社会に多様性の重要性を伝えることを目指しており、親や子どもたちが安心して自己を表現できるような環境を育むために制作されています。監督は「映画を通じて、少しでも社会が多様性を理解し受け入れていくことができれば」と願いを込めています。
スケジュールと支援のお願い
映画は2028年の劇場公開を目指しており、国内外の映画祭にも出品予定です。また、製作資金を支援してくださる法人や個人を広く募っており、支援者には感謝の意を込めてエンドロール等にお名前を記載することもあります。目標支援額は800万円で、集められた資金は撮影や演出に関わるさまざまな費用に充てられます。
まとめ
この映画『世界から守ってくれる世界』は、自己を押し殺して生きる子供たちの姿を通じて、本当の意味での自分を見つけることの大切さを描き出します。オーディションの詳細は、公式Xにて12月1日10時に発信される予定です。俳優を志す方々は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。前田監督のもとで一緒にこの映画を作り上げる仲間となれるチャンスです。