2025年子供の自由研究に見るAI活用と親のサポート事情
2025年の夏休み、子供たちの自由研究においてAIの利用がどのように進んでいるのか、いこーよファミリーラボが実施した調査結果をもとに親子の行動を探ります。
AI活用の傾向
調査によると、約1割の保護者が子供に対してChatGPTなどのAIを利用することを勧めたとのことです。一方で、勧めなかった保護者は約9割にのぼり、その中でも最も多かったのが「子供が理解できなかったから」という理由でした。この傾向は2023年度の調査からあまり変わりがなく、AIが話題に上がった2年前に比べて保護者の理解度や導入意欲にまだ課題が残っていると言えます。
特筆すべきは、一部の子供が自らAIを利用する姿が見られたことで、全体の2%が「先に自分からAIを使った」と回答しています。これは、子供たちが自主的に学びを深める意欲を示すものであり、嬉しい変化と言えるでしょう。
保護者のサポート状況
自由研究に対する保護者の関わりについても調査が行われました。約7割の保護者は、「自由研究を半分程度まで手伝った」とのことで、具体的には「0~20%の支援」が最も多く、38.6%がこのカテゴリーに含まれています。また、実験や工作の進行過程に対するサポートやテーマ設定を手伝う保護者も多いようです。
こうしたサポートは、単に作業を手伝うだけでなく、子供の気持ちを盛り上げることや実験を楽しむことを重視している様子が伺えます。「まったく手伝わなかった」と回答した保護者も11.8%おり、家庭ごとに自由研究に対するアプローチは異なるようです。
AIをテーマにした子供向けイベント
いこーよが運営する子供向けの自由研究に関連するAIイベントも急増しています。2025年の夏休み期間中には42件ものAI関連イベントが開催されており、今後もこの傾向は続くと予測されているとのことです。
これらのイベントを通じて、子供たちはエンターテイメントを通じてAIを体験しながら学びを深める機会を得ています。保護者たちも地域のイベントを利用して、自由研究をより楽しむ手助けをしているようです。
まとめ
2025年の自由研究におけるAIの利用はまだ少数派ですが、確実に子供たちの興味を引きつけていることが伺えます。また、保護者の協力を受けながら子供たちが自主的に取り組む姿勢は、親子の関係をより深める要素となるでしょう。今後もAIと教育の融合が進む中で、子供の自由研究はますます多様化していくと期待されます。今後の調査やイベント情報については、いこーよの公式サイトをチェックしてみてください。
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