水99%のこだわり
2026-05-18 11:20:59

なぜ「水99%Superシリーズ」は99.9%を選ばないのか?開発者の想い

なぜ「水99%Superシリーズ」は99.9%を選ばないのか?



赤ちゃんのおむつ替えに欠かせないおしりふき。赤ちゃん本舗は、2006年に「水99%のおしりふき」を発売し、以来そのシリーズは順調に成長を続け、累計4億5千万パック以上を販売してきました。本記事では、このロングセラー商品の開発に携わったバイヤーの思いと、その理由を探っていきます。

開発のきっかけ:お客さまの声に耳を傾ける



赤ちゃん本舗がおしりふきの開発に乗り出したのは、プロピレングリコール(PG)不使用のおしりふきを求めるお客さまの声があったからです。PGは一般的に使われる添加物で、保湿や静菌作用がありますが、敏感肌の赤ちゃんには使用を避けたいとの理解が広がりました。当時のバイヤー、合田さんはその声に応えるために立ち上がり、「水99%のおしりふき」を開発しました。そして、2009年には防腐剤であるパラベンを使用しない製品もリリースしました。

合田さんは水99%以外の1%の成分にも注目し、肌への刺激がない最適な処方を模索しました。その結果、「赤ちゃんの肌にやさしいおしりふき」というコンセプトが多くの支持を集め、瞬く間にヒット商品となったのです。2013年には、全シリーズの成分を純水から超純水へと見直し、さらなる改良を加えた「水99%Superシリーズ」に進化しました。

リニューアル後のハプニングと学び



しかし、リニューアルの際に発生したトラブルもありました。変更した処方の成分に特有の香りがあり、一部のお客さまから「匂いが気になる」といった声が寄せられました。これは、長年使用されている商品が少しでも変わると、お客様にとっては大きな変化と感じられることを学ぶ大きな経験となりました。

こだわりの不織布と使用感



おしりふきの使いやすさに関するもう一つのポイントは、独自の不織布製法です。使用時の破れは、育児中のママには相当なストレスとなるのです。赤ちゃん本舗では、不織布が伸びにくいインターホルダー式を採用。縦には伸びにくく、破れにくい特長を持っています。新たに担当を引き継いだ樋口さんは、製造にかかるコストが高くなっても、ストレスを感じずに使えることが重要だと語る。

未来を見据えて



現在、水99%Superシリーズはさらなる改善に取り組んでいます。具体的には、一度に2〜3枚が取り出されるという問題の解消に向けて、開口部や不織布の折り方を見直しています。「先輩から受け継いだ責任を感じつつ、新しいおしりふきの可能性を追求しています」とバイヤーの蜂巣さんは語ります。

他社では「水99.9%」を謳う商品も多いですが、赤ちゃん本舗は敢えてこの数字に追随しません。わずか0.9%の変化で済む製造工程もありますが、本当にその変更が満足につながるのかという疑問が残ります。水99%は、洗浄力、使用感、香り、手ざわり、安全性がバランスよく構成されているからこそ、そのままの成分を守り続けています。

赤ちゃん本舗のバイヤーたちは根底に流れる「赤ちゃんにやさしい商品を」という思いを受け継ぎ、これからもより良いおしりふきを作り続けていくのです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

関連リンク

サードペディア百科事典: 赤ちゃん本舗 育児グッズ 水99%おしりふき

トピックス(子育て/育児)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。