クルドの子どもたちへの支援を考える連続セミナーのご紹介
認定NPO法人メタノイアが主催する「クルドの子どもの「命」を守る」セミナーシリーズが、9月17日からオンラインで開催されます。このイベントは、埼玉県に暮らすクルドの子どもたちが直面している現状に焦点を当てており、特にクルド人に対するヘイトスピーチが問題視されています。子どもたちが受ける影響や、社会全体でどう保護していくかを共に考える機会となります。
開催概要
セミナーは全4回にわたって行われ、各回のテーマは以下の通りです。
1.
9月17日(水)20:00-21:00 メルバンさんによる「クルドの子どもたちの人生」
2.
9月19日(金)20:00-21:00 神原元さんによる「クルドヘイトスピーチから子どもを守る」
3.
9月25日(木)20:00-21:00 髙谷幸さんによる「非正規滞在・仮放免の子どもと強制送還」
4.
9月26日(金)20:00-21:00 温井立央さんによる「隣人としてのクルド人」
すべての回はZoomウェビナーにて開催し、無料で参加できます。また、リアルタイム参加が難しい方でも、アーカイブを通じて後日視聴可能となっていますので、興味のある方はぜひお申し込みを。
クルドの子どもたちが直面する現実
クルドの子どもたちは、ヘイトスピーチによる深刻な影響を受けています。彼らは日々、様々な形での偏見や差別を受けながら生活しており、そのストレスは計り知れません。また、非正規滞在の状況に置かれた彼らは、強制送還の危機にさらされるなど、未来に対する不安を抱えています。これらの問題を知り、社会全体で解決策を見つけ出すことが、このセミナーの目的の一つです。
講師陣の紹介
各回の講師は、クルドコミュニティでの経験や専門的な知識を持つ方々です。例えば、メルバンさんは自らも仮放免者として日本に住んでいるクルド人で、子どもたちの現実を直接語ります。また、神原元さんは弁護士としてヘイトスピーチの法律的な観点から問題を説明し、髙谷幸さんは移民難民研究の専門家として、法律と子どもの権利について考察します。温井立央さんは、クルド人コミュニティの代表として、社会との関わりを深める重要性を伝えます。
私たちにできること
このセミナーシリーズは、単に情報を得る場ではなく、私たちがどのように支援し、共に励まし合う社会を作っていけるのかを考えるきっかけでもあります。クルドの子どもたちが直面している現実を知り、彼らの未来を守るために、私たち一人一人ができることは何かをともに考えましょう。ぜひ参加して、一緒に未来への道を探りましょう。
参加申し込みについて
参加を希望される方は、公式の申し込みページからお申し込みください。リアルタイム参加が難しい方もアーカイブ視聴が可能なため、ぜひこの機会を逃さずに!
お申込ページ(Peatix)はこちら
最後に
認定NPO法人メタノイアは「世界につながる子どもと社会をつなぐ」の理念のもと、外国にルーツを持つ子どもたちを対象とした日本語教育を実施しています。クルドの子どもたちを支え、彼らが安心して生活できる社会を作るために、皆様のご参加を心よりお待ちしております。