こども宅食応援団、孤立と貧困の問題に挑む
子育てをする家庭の中には、経済的な理由や心理的な障壁から孤立しているところが少なくありません。それを少しでも救おうと、一般社団法人こども宅食応援団は、2025年7月1日よりクラウドファンディングを実施します。このプロジェクトは、全国で孤立している子どもたちや親子をサポートする「こども宅食」事業の普及を目的としています。
こども宅食とは何か?
「こども宅食」とは、困窮する子育て家庭に食料を定期的に届けることで、地域内での見守りや支援を深化させるものです。こども宅食応援団は、2018年に設立されて以来、約4,200名の支援者と共にこの活動を推進してきました。この事業は、「つながり」を育むためのものでもあり、家庭の状況を把握したり、必要な支援につなげる橋渡しの役割も果たしています。
クラウドファンディングの概要
今回のクラウドファンディングは、2025年の7月から12月までの期間にわたります。佐賀県のふるさと納税の仕組みを利用し、目標額は2,000万円です。寄付者から集まった資金は、以下のような用途に充てられます。
- - こども宅食の全国展開のための助成
- - 実施団体への食品や物資の支援
- - 調査や研修会の開催
- - 実施団体同士の交流の場の設立
- - 国への提言活動および広報活動
これにより、こども宅食はさらに多くの家庭へ届くことが期待されます。
こども宅食が必要とされる理由
日本には、約200万人の子どもが相対的貧困状態にあると言われています。経済的困窮や周囲の偏見から、必要な支援を受けられない家庭が多く存在します。こども宅食を利用する家庭でも、支援メニューの利用率が低く、本当に必要な人々に支援が届いていないことがわかりました。ボランティアが直接家庭に訪れ、食を届けながら、家庭に寄り添うことが重要です。
地域との連携
佐賀県内で立ち上がったこども宅食応援団は、地域のCSO(市民社会組織)を誘致し、様々な課題解決に努めています。ふるさと納税を活用することで、寄付者が自由に支援したい団体を選ぶことが可能になります。この制度によって、全額を事業活動に費やすことができ、多くの家庭には還元されることになります。
未来に向けた取り組み
こども宅食応援団は、2018年から活動を始め、今や全国の47都道府県でその影響を広げています。しかし、すべての市町村でサービスが提供されるまでには至っていません。全国での伴走支援型福祉事業は不足しており、こどもたちの未来を守るためにも、さらなる支援が不可欠です。
皆さんの温かい寄付が、孤立した家庭に光をもたらし、こどもたちを未来へつなぎます。ぜひ、こども宅食応援団とのつながりを持ち、支援の輪を広げていきましょう。
さらなる情報
詳しい情報や寄付に関するお問い合わせは、以下のリンクをご覧ください。
こども宅食応援団のふるさと納税はこちらから
活動が広がることにより、生活が少しでも豊かになる子どもたちが増えることを期待しています。