京都府井手町での母子手帳アプリ『いでっこアプリ』導入
2023年1月、京都府綴喜郡井手町にて母子手帳アプリ『母子モ』が『いでっこアプリ』として使われることが始まりました。この取り組みは地域の子育て支援の一環として進められ、「地域のぬくもりで子どもが未来に輝くまち 井手町」を理念に掲げています。お母さんとお子さんの健康情報をデジタルで管理し、地域資源を活用できるサービスを提供することが大きな特徴です。
デジタル母子手帳の特徴と利点
『いでっこアプリ』は妊娠から子育て期に関連する様々な情報やサービスをまとめて管理できるアプリです。紙の母子健康手帳のデジタル化が進み、全国810以上の自治体で導入されていることから、この地域でも先進的な取り組みとなります。
アプリでは、予防接種のスケジュールや健診結果、地域の情報を手軽に確認でき、データはクラウドで安全に保存されます。このため、スマートフォンやタブレット、PCからアクセス可能で、万が一母子健康手帳を失くしてしまった際のバックアップとしても機能します。転居時や機種変更時でもデータを引き継げる環境が整っています。
井手町での出産支援と子育て施策
井手町では出産応援のために、対象児童1人につき10万円の出産応援給付金が支給されます。また、0歳から18歳までの医療費自己負担が無料化されるほか、町立の保育園・小中学校での給食費を完全に無償化とするなど、出産前から子育てにかけて全体的なサポートが充実しています。
さらに、幼児が絵本に親しむことが心の豊かさや言葉の発達につながることを考慮し、1歳から3歳の子どもには毎年絵本が贈呈されます。保護者の悩みに寄り添うため、おもちゃが借りられる「おもちゃ図書館」も設置され、家庭での育児を支える施策が整っています。
便利な機能と情報提供
『いでっこアプリ』には妊産婦と子どもの健康データの記録・管理、さらには予防接種のスケジュール管理や出産・育児に関するアドバイスが含まれています。特に、家族と情報を共有できる機能は、育児をサポートし、離れたところに住む祖父母ともつながる手助けとなります。
さらに、育児日記の「できたよ記念日」機能では、子どもの成長を記録し、写真やメッセージと一緒に思い出として残すことができます。このように、アプリは育児に関するさまざまなサポートをプラットフォームとして提供しています。
井手町長の思い
井手町の西島町長は、子育て世代に寄り添った支援の重要性を強調しています。「子育てするなら井手町で」をスローガンに掲げ、必要な支援がタイムリーに提供され、地域全体で子供たちの笑顔があふれる環境をつくることが目標です。
活用方法と今後の展望
このアプリは無料で利用でき、App StoreやGoogle Playから簡単にダウンロードできます。自宅に居ながらにして、必要な情報やサービスを手に入れることができる環境が整っている点は、多忙な育児生活を送る親にとって大きな利点です。
井手町は、今後も子育て関連事業のデジタル化を推進し、安心・簡便な子育て環境を地域と共に作り上げていくことを目指しています。母子モ株式会社は、2030年までに情報提供のサービス化を図り、保護者の不安や負担を軽減するために努めています。これからの子育て支援が、より充実したものとなることを期待しています。