子ども家庭庁主催の居場所づくりオンラインセミナー開催情報

近年、子どもの居場所の重要性が注目されています。子ども食堂や放課後の居場所など、多様な形で地域に根付いているこれらの支援活動には、様々な運営者が関わっています。しかし、これらの活動をより充実させるためには、現場の運営者や自治体、支援団体が連携して情報を共有し、相互に学ぶことが求められています。

その一環として、こども家庭庁は2024年度の調査研究事業に基づき、目的志向型の居場所の運営支援に関するオンラインセミナーを開催します。本セミナーは2025年9月11日に予定されており、タイトルは『居場所づくりの“ものさし”を手に入れる－自己点検と地域指標づくりのための実践ツール大公開－』です。

本セミナーでは、子どもや地域に適切な居場所の運営を目指し、特に重要な２つの成果物が紹介されます。まず一つ目は、運営者自身が自らの活動を客観的に評価するための「自己点検シート」です。これを使用することで、各活動の良い点や改善点を明確にし、さらなる質の向上を図ることができます。

二つ目は、「地域の目標と指標」です。特に自治体や地域住民が連携して、目指すべき居場所の姿を可視化するための指標を導入します。これにより、地域全体が一つの目標に向かって進めるようになります。

開催日時は9月11日の10時から11時30分で、参加は無料です。オンラインセミナーとして、Zoomウェビナーを利用し、申し込みは特設のフォームから行えます。参加者には後日アーカイブ配信も予定されていますので、当日参加できない方も安心です。

セミナーの進行は、こども家庭庁の居場所づくり推進館の大山宏氏による開会挨拶から始まり、続いて野村総合研究所の一丸紗月氏が成果物の詳細について報告を行います。また、東京大学名誉教授の湯浅誠氏をファシリテーターとして、各分野の専門家による意見交換のシンポジウムも予定されています。

参加対象者は広範囲にわたります。子ども食堂や放課後の居場所を運営する方々、自治体の職員、社会福祉協議会関係者、教育関係者など、関心のある方はぜひ参加を検討してください。

このような機会を通じて、子どもたちが安心して成長できる居場所をさらに充実させ、地域全体で支えるための取り組みを進めていきましょう。

もっと詳しい情報や申込み方法は、以下のリンクからご確認ください。居場所づくりオンラインセミナー申込

認定NPO法人Learning for Allは、困難を抱える子どもたちに対して、学習支援や居場所づくりを通じて貢献しており、今後も地域社会と連携しながら活動を進めていきます。