ツーライスの海掃除
2025-06-25 14:06:24

お笑いコンビ『ツーライス』が地域の小学生と海岸清掃を実施した理由とは?

ツーライスが高知の海を守るための活動



2025年6月16日、高知県の室戸市立羽根小学校で、お笑いコンビ「ツーライス」が出前授業とともに海岸清掃を行いました。この取り組みは、「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代に豊かで美しい海を引き継ぐことを目的としています。

海洋問題を理解する授業



「ツーライスと海を学ぼう!」と題したこのイベントでは、小学4年生と5年生の児童たちを対象に、海洋ごみや地球温暖化についての授業が行われました。授業の冒頭、ツーライスのメンバーが「海洋ごみ」について説明しました。海岸に打ち上げられる「漂着ごみ」、海を漂う「漂流ごみ」、そして海底に沈む「海底ごみ」の3種類に大別され、特にプラスチックごみが全体の65.8%を占めているのは衝撃的な事実でした。海洋ごみの約80%が私たちの生活から来ていることを伝え、子どもたちはその現実に衝撃を受けました。

地球温暖化の影響



次に、気象予報士の山岸拓氏が登場し、地球温暖化が日本の海に与える影響について解説しました。過去100年で日本の海水温が1.3℃上昇し、その影響でカツオなどの魚が移動したり、チャンバラ貝に変化が起こる可能性があることを子どもたちに教えました。こうした現象が我々の食卓にも影響を及ぼすことを、子どもたちは考えました。

室戸の海の特性と漁業の未来



高知大学の宝金実央氏は、室戸の海の豊かさや特徴を教え、特に黒潮が流れ込むことで多様な生物が生息していることを伝えました。彼は「育てる漁業」の重要性についても言及し、今後は乱獲を避け、持続可能な漁業を目指していく必要があると説明しました。

清掃活動を通じて実感する



授業後、児童たちは実際に海岸に出て、ごみ拾い活動を行いました。ペットボトルや不法投棄された漁具などのごみを熱心に集め、海洋環境の危機を直視する貴重な体験をしました。子どもたちの中からは、「プラスチックのごみの多さに驚いた」「海の生物が危険にさらされていることを知った」「もっと体験したい」といった声が上がりました。

この出前授業と清掃活動は、地域の小学生たちが自分たちの未来を考え、行動するきっかけとなりました。地域への愛着や海洋環境への意識を高める、そんな素晴らしい経験となったことでしょう。

おわりに



「海と日本プロジェクトin高知」は、次世代に地域の海を引き継ぐため、様々な活動を行っています。地域の小学生と共に計画的に実践することで、未来の環境保護に繋げていくその姿勢は、多くの人々にとっても貴重なモデルとなるでしょう。

詳細については、海と日本プロジェクトin高知の公式サイトをご覧ください。


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