#海と日本プロジェクト #海洋教育 #緑ケ丘小学校

海洋教育プログラムの概要

2025年5月29日、宮崎県の緑ケ丘小学校で、「海と緑ケ丘小プロジェクト～海の学校2025～」が開催されました。このプログラムは、次世代に豊かで美しい海を引き継ぐために、海を通じて人々がつながることを目的としています。参加したのは、延岡市立緑ケ丘小学校の6年生35名です。

プログラムの内容

この取り組みは、延岡市教育委員会と連携し、小学生を対象にした重点的な海洋学習を行うものです。今年度のテーマは「宮崎の豊かな海を未来に残すには？」です。プログラムは4月から7月までの期間にわたって、校外学習や専門家による講話など、多彩なカリキュラムで構成されています。子どもたちは、自らの言葉で「海との関係」を考えることを目指します。

第一日目の活動

この日は、延岡市須美江海水浴場で実施され、講師には宮崎大学農学部の村瀬准教授やさかな芸人のハットリさんが参加しました。最初の活動は「地引網漁体験」です。子どもたちは伝統的な漁法を学び、実際に網を引く体験をしました。漁には200匹以上の魚が捕れ、子どもたちはその新鮮な魚を食べることで、自然の恵みと命の大切さを学びました。

地元海洋の教育

次に、宮崎県の魚類の多様性についての授業が行われました。村瀬准教授は、県北の海の特徴やさまざまな魚についてわかりやすく説明し、子どもたちは「お魚カルタ」を使ってゲーム形式で理解を深めました。この体験は、なぜ海がこれほど多様な生物の宝庫なのかを知る手助けになります。

未利用魚の重要性

さらに、さかな芸人のハットリさんからは「未利用魚」についての授業が行われました。多くの美味しい魚が市場に出回らず、捨てられてしまっている現実を知り、それが環境問題とどのように結びつくかを理解しました。「魚好きになって、守りたいと思う気持ちが重要」とのメッセージが印象的でした。

すみえファミリー水族館

最後に、すみえファミリー水族館に訪れ、さまざまな魚の観察を通じて、自然や地域の海についてさらに理解を深める貴重な時間を過ごしました。子どもたちは赤目の巨大な魚を間近で見て、その不思議な生態に大変興味を持っていました。

子どもたちの声

このプログラムを通して子どもたちからは、「命の大切さを感じた」といった感想や、「魚を引っ張るのが楽しかった」という声が上がりました。これにより、海に対する興味や関心が高まったことが伺えます。

次回の学習へ向けて

次回のプログラムテーマは「干潟の役割」で、干潟の重要性について学び、自然環境を守ることの大切さを体感します。今後もこの取り組みが、子どもたちの海に対する理解を深め、未来への意識を育てることを期待しています。

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この「海と緑ケ丘小プロジェクト2025」は、海の美しさとその重要性を子どもたちに伝える貴重な機会であり、次世代への海洋教育のモデルケースとして注目されます。私たち大人がそれを支援し、次世代に豊かな海を引き継ぐために何ができるか、一緒に考えていきましょう。

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