仙台・気仙沼での減災教育プログラム教員研修会を開催！

仙台・気仙沼にて減災教育プログラム教員研修会が開催されます

2025年9月18日から20日まで、宮城県の仙台市と気仙沼市で「アクサユネスコ協会減災教育プログラム」の教員研修会が実施されることが決定しました。この研修会は、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟の主催により、アクサ生命保険株式会社の協力のもと行われ、全国の助成校から教員が参加します。

研修目的と内容

この研修会は、東日本大震災の被災地を訪れ、その教訓をもとに防災や減災教育の重要性を再認識することを目的としています。先人たちの経験を共有することで、教員自らが地域の防災拠点としての役割を果たし、未来の防災リーダーである子供たちを育成することを目指しています。

背景と重要性

近年、日本では多くの自然災害が発生しており、社会全体で防災・減災教育の必要性が高まっています。このプログラムは2014年からスタートしており、これまでに276校を支援し、約10万人がその活動に参加しています。11年目を迎える今年度の研修では、被災体験に基づく実践とESD／SDGsの観点を取り入れ、各校の教育改善に役立てることを目指します。

研修プログラムの概要

研修期間中、参加者は以下の内容で構成されるプログラムに従って研修を受けます：

- 仙台市での講義：東日本大震災からの教訓やESD／SDGsをテーマにした講義
- 気仙沼市での視察：被災地の重要な場所を訪れ、語り部ガイドから直接話を聞く
- 授業実践の視察：気仙沼市内の教育機関で行われている防災教育の授業を見学し、生徒や地元住民との意見交換
- 事例紹介：宮城県内の高校における防災教育の先進的な事例を学ぶ
- 成果共有ワークショップ：最終日には各校の研修成果を共有し、実践に活かすためのディスカッションを行います。

開催概要の詳細

- 日時：2025年9月18日（木）～20日（土）
- 場所：宮城県仙台市及び気仙沼市
- 対象：全国の助成校から集まる教員31名と協力団体のメンバー
- 主催：公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
- 共催：気仙沼市教育委員会

講師陣のご紹介

研修では、以下の専門家が講師を務めます：

- 及川幸彦氏（奈良教育大学 ESD・SDGsセンター長）
- 上田和孝氏（新潟大学准教授）
- 安田昌則氏（日本ユネスコ協会連盟理事）
- 嵩倉美帆氏（笹川平和財団研究員）

参加申し込みと情報

本プログラムへの参加を希望される方は、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟までお問い合わせください。詳細な情報は、公式Webサイト（減災教育プログラム）でご確認いただけます。

この研修会は、教員自身が防災教育に対する理解を深め、また地域社会との絆を強める貴重な機会です。未来への備えとして、教員の皆さんの参加をお待ちしています。