セブン‐イレブンのペットボトル回収機全都道府県設置完了
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが、2015年の導入以降、ペットボトルの回収機を全国に設置し、その数が4,451台に達したことを発表しました。これにより、累計で7億7千万本以上のペットボトルが回収され、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出しています。
ペットボトル回収機の背景
この取り組みは、2015年12月に東京都江東区の店舗での実証実験から始まりました。その後、2017年には環境省のプラスチックリサイクル設備導入事業に参加し、全国展開へと移行しました。これにより、家庭から出るペットボトルの資源循環を進め、日本国内でのリサイクルが促進されました。2025年10月には函館市の店舗に設置が完了し、全都道府県での利用が可能となりました。
エコなプライベートブランド商品の販売
回収されたペットボトルは、リサイクルされ新たな飲料として生まれ変わります。また、セブン‐イレブンは、ペットボトルから再生された素材を使用したプライベートブランド商品「ボトル to ボトル」を展開しています。これにより、顧客にはリサイクルの意義を理解してもらうとともに、環境保護への意識も高められています。
未来に向けた目標
セブン‐イレブンは、この資源循環のプロセスをサーキュラーエコノミーとして地域と共に実現していくことを目指しています。ペットボトル回収を行い、再度ペットボトル飲料に利用することで、持続可能な社会の形成に寄与する考えを持っているのです。
しまじろうとのコラボレーション
全都道府県へのペットボトル回収機の設置を祝し、セブン‐イレブンではベネッセコーポレーションの「こどもちゃれんじ」と協力し、「しまじろう」とのコラボ企画を発表しました。12月3日以降、店頭の回収機を利用する様子を収めた親子動画が公開される予定です。これにより、子どもたちに環境意識を持たせることが目的です。
環境教育の重要性
「しまじろう」は、幼少期からの行動力を育むためにデザインされたキャラクター。今回の取り組みは、子どもたちがエコに興味を持つきっかけとなり、環境に対する理解を深めることを狙っています。セブン‐イレブンの店頭を活用して、身近な環境問題について話し合う場をつくることが大切です。
期待される社会的影響
セブン‐イレブンが進めるペットボトル回収機の設置は、単なるリサイクルを超えて、地域社会全体への影響を与える施策です。このような取り組みを通じて、家庭でのペットボトル使用後の選択肢が広がり、環境保全活動に参加するきっかけを与えることで、持続可能な未来を築く手助けとなります。
引き続き、セブン‐イレブンはペットボトル回収によるリサイクル率の最大化に取り組み、広がりを持たせていくでしょう。
まとめ
セブン‐イレブンのペットボトル回収機の設置が全国で完了し、環境への配慮が強まっています。これからも多くの家庭がこの取り組みに参加し、持続可能な社会の実現に向けた一歩を共に踏み出していくことが期待されています。