海ノ民話アニメ上映会
2025-02-26 13:21:13

鳥取県で開催された海ノ民話アニメ「蟹のふんどし」の上映会イベント

鳥取県で開催された海ノ民話アニメ「蟹のふんどし」の上映会イベント



開催の背景


2025年2月21日、鳥取県鳥取市の佐治歴史民俗資料館にて、海ノ民話アニメーション「蟹のふんどし」の特別上映会が行われました。このイベントは、一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が共同で推進している「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環として実施されました。海をテーマにしたこのプロジェクトは、豊かで美しい未来への架け橋を子どもたちに伝えることを目的としています。

イベントの内容


会場に訪れた参加者は、茅葺き屋根の温かな雰囲気を感じる佐治歴史民俗資料館の囲炉裏を囲みながら、様々なプログラムに参加しました。まず、さじ民話会の会長が「佐治谷話」の魅力や「蟹のふんどし」の重要性について語りました。「蟹のふんどし」は佐治谷話の中でも特に重要とされており、これを通じて地域の文化がどのように後世に受け継がれるのかを理解することが目的です。

続いて、小学5年生たちによる「佐治谷話」の語りが行われ、参加者は子どもたちの生き生きとした語りに大いに笑いながら楽しみました。特に、クスッと笑える要素が多いこの民話は、参加者の心を和ませ、楽しいひとときを提供しました。

アニメ上映


その後、いよいよアニメーション「蟹のふんどし」の上映が始まりました。このアニメは、鳥取市の美しい自然と地域の文化、そして海と山の関わりをテーマにしています。アニメでは、海の幸である「蟹」をお題にしたユーモラスな話が展開し、観客はその魅力に引き込まれました。上映後には、盛大な拍手が鳴り響きました。

地元の味と体験


上映会の後には、参加者が囲炉裏を囲んで楽しめる地元の郷土料理が振る舞われました。田楽餅やぼた餅、温かい豚汁など、地域の味を楽しむことができる貴重な機会となりました。また、昔ながらの「ふんどし」を試着する体験や「蟹のふんどしクイズ」も行われ、参加者は昔の遺産と今を結びつけることを再認識する良い機会となりました。

今後の展望


参加者には、アニメーションの映像を二次元コードから視聴できる機能を備えたコラボアイテム(地元の梨ジュースと松葉ガニのボールペン)が紹介されました。さらに、市民図書館でのDVD貸し出しや、各観光施設での上映会の計画も発表され、「蟹のふんどし」が地域活性化の象徴として役立つことが期待されています。

参加者の感想


イベントに参加した子どもたちや地域の方々からは、「民話の語りを練習してきた成果が出ました」「この話は佐治の宝物で、ずっと記憶に留めておきたい」と、一生懸命に取り組んだ経験を振り返る感想が寄せられました。また、さじ民話会の方も「このアニメは笑いを通じて民話の新たな側面を見せている」との意見を述べており、民話の未来に希望を持っている様子が伺えました。

以上のように、今回のイベントは文化と笑いを融合させ、地域の宝物を次世代へつなぐ素晴らしい機会でした。「海ノ民話のまちプロジェクト」を通じて、海と人との繋がりがこれからも深まることを期待しています。




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