子どもが選ぶ新しい絵本体験！ルビフルボタンで絵本選びが変わる

未来の絵本選びを変える新機能

最近、絵本を選ぶ際のアプローチがガラリと変わるサービスが登場しました。株式会社絵本ナビと一般財団法人ルビ財団が合作した「ルビフルボタン」は、特に子どもたちが絵本を自分の力で選ぶ手助けをする新機能です。これは「絵本ナビプレミアム」に組み込まれており、子ども自身が操作することができる「キッズビュー」機能を通じて利用できます。

子どもによる選書の挑戦

従来、子どもたちが絵本を選ぶ際の主な手がかりはその表紙画像のみでした。この状況は、特に漢字が多く使用されている紹介文が子どもには難解であることから、選ぶ際の障害となっていました。子どもたちが利用する部分が大人向けに設計されていたため、なかなか自分の言葉で「これが読みたい！」と感じることができにくい状況が続いていたのです。

この記事で注目するのは、ルビフルボタンがもたらす解決策です。ボタンを押すと、作品の紹介文に自動的にルビが振られ、読みやすくなるのです。これにより、ひらがなが読めるお子さんにとって、どんな作品かを自ら理解する手助けができます。自分の好きな作品に出会え、興味のあるものを選びやすくなるのです。

5,000作品に届くルビの力

ルビフルボタンを使うことで、絵本ナビプレミアムに掲載されている5,000以上の作品紹介文にルビが振られます。これは、子どもたちが新しい作品との出会いを楽しむための大きな一歩と言えるでしょう。絵本読み放題のサブスクサービスとして、興味があればそのまま作品を読んでみたり、他の作品に移ったりすることも可能です。

ウェブアクセシビリティの向上

さらに、ルビ財団が開発したこのシステムには、漢字を読むことが苦手なお子さんや外国から来た方々にも配慮がなされています。ウェブアクセシビリティを確保し、多様なユーザーが利用しやすい環境を提供することが目的とされています。わずか一行のコードを追加することで、どんなウェブサイトもこの機能を活用できるのです。

利用者の感想に寄り添う

実際にこの機能を利用した親子の声もお聞きしました。子どもたちは、「自分で読めるからもっと絵本を選ぶのが楽しい！」や、「色んな絵本に挑戦できる！」といった感想を持っており、新しい発見の楽しさを実感していました。また、親たちも子どもが自立的に絵本を選んでいく様子に喜びを感じていました。

絵本ナビプレミアムの魅力

「絵本ナビプレミアム」では、月額1480円（税込）での利用が可能で、子どもたちは約5,600作品から無限の絵本の世界に触れることができます。また、全ページためし読みや様々な読み物やオーディオブックもそろっており、幅広い年代のお子さんたちに対応しています。

終わりに

「絵本ナビプレミアム」と「ルビフルボタン」の導入によって、子どもが自分の力で絵本を選び、楽しむ環境が整いました。この新機能が子どもたちの読書体験をより豊かにし、様々な物語の世界に飛び込むきっかけとなることを期待しています。ぜひ、この新しいサービスを試して、子どもたちと共に絵本の世界を広げてみてはいかがでしょうか？