近年注目される越前がにの魅力を徹底調査!
福井県で開催された「越前がにの魅力を大調査!嶺北縦断バスツアー」に参加し、越前がにが持つさまざまな魅力を学ぶ機会を得ました。このツアーは子どもたちとその保護者が一緒に参加しており、越前がにの生態や漁業の現状、そしてその持続可能性について対面で学ぶ体験型プログラムです。
イベントの概要
1月7日(水)に行われたこのイベントは、越前がにミュージアムや加工場、料理教室など、いくつかの現場を巡る内容でした。ガイド役には福井テレビの武田祐季アナウンサーが登場し、参加者の理解を助ける貴重な体験を提供しました。プログラムの中では、実際に越前がにを扱う過程や、その資源管理の大切さを学びました。
越前がにの生態と持続可能性
越前町にある越前がにミュージアムでは主任研究員の大間憲之さんが熱心に越前がにの成長過程と資源管理について説明しました。大間さんによると、越前がには成熟までに約10年かかり、脱皮を繰り返すことが必要です。このため、漁獲制限の重要性を参加者に伝えました。過去には1000トン以上が水揚げされていたものの、適切な管理が行われなければ資源は急速に枯渇する危険性があると教えてくれました。
このような知識を受けて、子どもたちは実際に水槽の稚カニを観察することで、資源管理の難しさを体感しました。また、大間さんの研究はカニの人工孵化を目指しているものの、まだ成功には至っていないとのこと。今後の研究が期待されます。
加工場見学と新たな試み
次に訪れたのは、鮮魚丸松の加工場です。ここでは社長の五島輝幸さんが、越前がにの加工過程とその新鮮さを保つための工夫を紹介しました。特に、手作業が求められる加工プロセスや、廃棄物を使った再利用の取り組みについて学ぶことで、子どもたちは食材の扱いの重要性を再認識しました。
見学後は、越前がにを使った試作品を試食し、参加者一同がその美味しさに驚きました。新しい発見とともに、食への理解も深まる貴重な体験となったようです。
かに料理の実演体験
三国町では、オーベルジュを運営している伊藤俊輔さんが実演を行い、セイコガニの身の取り出し方を教えてくれました。子どもたちはハサミや道具を使って、オリジナルかに丼を作成し、盛り付けのコツも学びました。調理を終えた後は、自分たちが手がけた料理を堪能し、調理の楽しさも実感できたようです。
農業と循環の重要性
ツアーの最後には、あわら市で農業に取り組む麻王伝兵衛さんのビニールハウスを訪れました。ここで子どもたちは、蟹がらを使った肥料作りに関わり、その効果を学びました。蟹がらが土に良い影響を与える話を聞いた子どもたちは、自分たちが環境にも貢献していることを理解し、自然とのつながりを感じました。
参加者の反響
参加した子どもたちからは、越前がにに対する理解が深まったとの声が寄せられました。「蟹がらが捨てられているだけかと思っていたが、実際に役立つとは驚きだった」という感想や、「越前がには美味しいだけでなく、地域の文化とも結びついているのが素晴らしい」といった意見もあり、子どもたちが体験を通じて深く学んだ様子が伺えます。
このツアーを通して、越前がにの魅力やその持続可能性に対する理解が進んだことは、地域の未来に繋がる重要な一歩となりました。