電車やバスで楽しい絵本の読み聞かせを
愛知県豊橋市で始まる「絵本の駅」は、パパやママたちが移動中の子供たちを楽しませるために設けられた新しいサービスです。2025年11月21日から2026年5月31日までの期間、豊橋の主要な駅やバスセンターで自由に絵本を借りることができ、旅行や通勤時にお子さんとの時間を豊かに過ごせます。
「絵本の駅」って何?
「絵本の駅」は、豊橋鉄道の新豊橋駅、南栄駅、高師駅、大清水駅、三河田原駅、そして豊橋駅バスセンターに設置された特別な本棚です。対象は乳幼児から小学校低学年の子どもとその保護者ですが、もちろんどなたでも利用可能です。貸出期間は約2週間で、絵本は最大2冊まで自由に借りることができます。特に、電車やバスに乗る際に喜ばれるこのサービスは、移動中に絵本を楽しむことで、子供の興味を引きつけ、ぐずりを防ぐ助けとなります。
どのように利用するの?
本棚の貸出表に必要事項を記入し、絵本を借りるのは簡単です。電車やバスの待ち時間、移動中にお子さんと一緒に絵本を楽しむことができます。借りた本は、後日の利用時に各備え付けの本棚に返却すればOK。これにより、どこで降りても本の返却に困ることはありません。但し、注意点として、図書館から借りた本の返却はご遠慮ください。
環境に優しい取り組み
「絵本の駅」では、使わなくなった絵本を利用した環境に優しい本棚を設置しています。リサイクル品を使用することで、子供たちにも環境教育を促進する取り組みです。今年度は、親が楽しめるとして一般向けの本も追加されたため、家族全員で利用できる便利さも魅力の一つです。特に、地元作家の高橋祐次氏が制作した交通絵本「ガタゴトポーン!トヨッキーのぼうけん」が並び、地元愛にあふれた作品も楽しめます。
子育て世代へのサポート
豊橋市は、公共交通を利用する子育て世帯を意識した様々な取り組みも行っています。「子育て応援ステッカー」を掲示した交通機関や、ラッピングされた電車やバスは、安心して利用できる環境を提供しています。また、「絵本の駅」の利用者には抽選でささやかなプレゼントも用意されており、利用促進と地域のつながりを育んでいます。
利用者の体験
絵本を借りることで、電車やバスの移動がただの時間つぶしではなく、親子の会話のきっかけや学びの場となることが期待されます。お子さんが楽しめる絵本を選ぶ楽しみもその一環です。特に、「トヨッキー」を探すというアクティビティを交えることで、閲覧だけでなく体験を通じて学ぶ喜びを提供します。
これからの季節、外出が増えるとともに「絵本の駅」をぜひ活用して、お子さんとの楽しい移動時間を演出してみてはいかがでしょうか?